両親と子世帯の二世帯住宅のためのリノベーション
大切なのは「時間軸」です。

食事時間、入浴時間など、親世帯の生活リズムと子世帯の生活リズムが違います。
たとえば早寝をしている親世帯の寝室の真横に浴室があると夜中に子世帯が入浴する音が漏れるので避けたいところですね。
逆に子世帯がまだ寝ている時間に早起きした親世帯の生活音が聞こえるのも良くないでしょう。
お互いに気をつかわず生活ができ、かつ、二世帯が心地よく触れ合える間取りや動線を創ることが大切です。

また、フルリノベーションで間取りを変えるための一歩は「謎解き」から始まります。
新築時の大工さんが柱一本ぶんだけ部屋を広げていたり、
関東間と関西間の寸法を混ぜていたり、
梁の組み方なども大工さんごとに違いますが、昔の図面にはそれらは記載してありません。
なので、新築時の大工さんの想いを紐解くことは耐震改修を行う上でも必須です。
また、もっと大切なのはイレギュラーにどう対応できるか(どう対応するか)
図面上ではいくらでも補強材や金物の設置ができますが、
実際の現場では解体してみることで初めてわかることや予想外のことも必ずあり、
予定通りにできない確率が100%です。
イレギュラーを踏まえた上で現代の性能までどう押し上げるかは、
構造計算を担当するブレインと、
現場で施工する大工と、
現場管理をする者の知識と経験がいかにあるかが大切

フルリノベーションは知識と経験の足し算ではなく、掛け算でなければ成功しません。
古くからある大工技術の法則と、現代の構造計算などをドッキングできる知識と経験が不可欠です。
