同じ面積なのに坪単価(価格)が違うのはなぜ???

昨日は久しぶりに雨でしたね

土曜日に診察があって、膝下まであったギプスが小さくなりました 嬉し!

でも結局は靴が履けないので松葉杖は変わらずで、

ギプス靴下(笑)も小さくなって足先が寒いので

しまむらで「サンタのプレゼント用ですか?」ってくらい大きな靴下を買って履いてますwww

さて、今日は坪単価について!

A社とB社からでてきたプラン。

間取りは違うけど、どちらも同じくらいの面積なのに坪単価(価格)が全然違う

なぜ??????

という話をよく聞きます。

例えば

まったく同じ屋根や外壁材を使い、

まったく同じシステムキッチンなどの住宅設備を使い、

まったく同じクロスなどを使う

それなのになぜ価格の差が出るのでしょうか?

例えばA社は真四角の家、B社はL型の家を提案してきたとします。

同じサイコロ4つを使って真四角とL型を作り、外周部を数えてみると、、、、

真四角は8面、L型は10面

同じ面積のはずなのに外壁面積が2面も増えてしまいました。

それから、入隅(いりずみ)、出隅(ですみ)と呼ばれるコーナー部の数も

真四角4か所、L型6カ所と2カ所増えました。

外壁面積が増えるということは外壁材の面積が増えるということ

コーナー部が増えるということも同じく、コーナー役物部材の数が増えるということ

当然に真四角よりもL型のほうが総額が上がります。

外壁が増えるということは内壁の面積も同時に増えます。

壁が増えるということは基礎の長さも、

柱の数も、

壁下地材の数も、

それからそれを施工するための費用も増えます。

なので、オープンハウス時に「この建物の坪単価はいくらですか?」ってきかれますが、

建物がL型だったとしたら建物仕様がまったく同じでも坪単価はかわりますので参考になるようでならないかもしれません。

それから、坪単価にもいろいろあります。

例えば、30坪 1500万円の家だとして、

税込だと坪単価50万円ですが、税別で計算されてたら1650万円÷30坪=55万円になります。

何もかも入った建物総額ではなく、もしも「建物本体」で計算されていたら、

諸経費や建物外部の配線や配管費用なども別途です。

仮に諸経費が100万円、建物外部配線などに50万円かかっていたら?

1650万円+100万円+50万円÷30坪=坪単価60万円

これにプラスして、人が住むために最適言必要なカーテン類やエアコンを足したら?

それぞれ30万円ずつとして1800万円+60万円÷30坪=坪単価62万円

いかがですか?

建物の質は何も変わっていないのに坪単価50万円から坪単価62万円まで変化します。

「〇〇円ってチラシに書いてあったから見に行ったけど、実際にはその金額で建たないみたいだよ」と

よくお客さまからお伺いしますが、カラクリがたくさんあります。

「建物本体価格」とは諸経費などが含まれていない

「税込み」「税別」の違い

「エアコン・カーテン類などが含まれての価格かどうか」の違い

「じゃあどうやって予算内におさまるかどうか判断すればいいんだろう?」と悩むところですが、

坪単価ではなく「建物総額が自分の予算内に収まるか?」でご判断いただいたほうが良いと思います。

坪単価がいくらであれ、予算内に収まればいいだけのことなので

「坪単価いくらですか?」ではなく、

「総額でいくらですか?総額の中に含まれていないものはありますか?」と聞いたほうがいいかなと思います。

次回は予算内に収める方法について書いていきたいと思います。

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