オープンハウスにお越しいただいた皆様ありがとうございました!
新築だけじゃなく。これからゆっくりとご夫婦でお過ごしになるフルリノベーションのお客さまも
来られて大盛況でした!
さてさて、リフォーム・新築を問わず住宅計画を始める時って何から始めたらいいのでしょうか。
いろんな展示場を見に行っていろんなデザインを見る?
いろんな工法も見る?
ネットで調べてみる?
それもいいのですが、それらと同時に
いったい、いくらまで住宅ローンが組めるのだろう?
ってことを知ることがとても大切だと思います。
私も自宅を建てる時、「いったい自分はどのくらい住宅ローンが組めるのだろう?」ってことがとても気になりました。
住宅ローン可能額ってどうやって決まるのでしょうか。
住宅ローンと名がついてはいますが、「生涯可能ローン総額」とおきかえてくださいませ。
携帯電話の分割
車のローン
家電購入などで分割支払いがあればそれもふくめて、
「あなたのローン可能総額はこれだけです」の金額から「現在組んでいるローン」を引いたものが住宅ローン可能額となります。
まず、年収や勤続可能年数や、土地や貯金などの資産から「あなたのローン可能総額」が決まります。
例えば、ローン可能総額が3000万円
携帯電話の分割が10万円
車のローンが200万円
家電の分割が10万円
あったとしたら
3000万円―10万円―200万円ー10万円=2780万円
2780万円が住宅ローン可能額となります。
この2780万円をもとにして
「いったい自分がどれくらいローンが組めるのか」がわかることでどんなメリットがあるのでしょうか。
2780万円まで住宅ローンが組めることがわかるということは、
2780万円をフルローンで組んだ時の月々の支払額もわかります。
例えばそれが月9万円だったとしたら?
「いま支払っている家賃と変わらないからOK」
もしくは
「いま住んでいるところの家賃と同じ85000円程度に住宅ローンをしたいな」
なんて感じで目安の金額が「具体的に」想像できます。
それから
たとえば85000円にするために頭金を入れることにするのか
それとも建築予算額を下げて、住宅ローン総額を減額して月々の支払額が85000円になるようにするのか
などなど、目安の金額にするための「具体的な」方法も想像できます。
また、金額の目安ができることで、
土地と建物の予算配分も想像できます。
たとえば候補の土地が二つあって、ひとつは1000万円、もうひとつが立地の良い1200万円だとしたら
1000万円の土地を買って建物に予算を回すのか、
それとも立地の良さを優先するのか
「具体的に」想像ができます。
ウッドショックやウクライナ紛争で原材料の輸入費がどんどん高騰し、
その結果、建築資材の高騰が続いています。
また、国が省エネ、耐震をすすめるために住宅の基準を押し上げていて、
必要な工事が増えています=建築総額が上がります。
2025年にはZEH基準でないと建築許可が下りなくなりそうです。
材料の高騰、工事内容の変化で近いうちに坪単価100万円時代がやってくると思います。
すでに大手ではとっくにそんな状態ですが、そう遠くないあいだで業界全体に広がると私は予想します。
だからこそ「具体的な」予算の把握は大切
家のことを調べると同時に予算の把握もお忘れなく。