ようやく床の養生を外しました。
パースそのまんまで仕上がりました。
通常、パースは細部までは表現しきれないので
そのまま仕上がるというわけではありません。
パースはあくまでもイメージの域を出ない。
ですが、そのまま仕上がったには理由があります。
シンプルさ
答えはこの一言につきます。
デザイン性を高めるとき、大きく分けて二つの方法があると思います。
一つは壁や天井の凹凸を増やし、
使う素材を多様多種にして、
細部まで凝りに凝って作ること。
もう一つはシンプルにまとめること。
イメージで言うと、
前者はいかに豪華に見えるか
後者はいかに自然に見えるか
前者は素材の質感や間取りの凸凹でできる影などに影響され、
後者はシンプルが故に一つ一つの部材に繊細さが求められます。
例えば窓枠
見える厚みを25ミリにするのか、
23ミリにするのか、
たった2ミリでも写真に写るとその存在感が大きく変わりますので
シンプルに仕上げる時ほど、繊細さが求められます。
家は生活するところ
ドラマのように生活感なく、小物まで完璧にというわけにはいきません。
調味料のビン
家電製品
まな板などの調理用品
おもちゃ
家具
etc…
さまざまな色や素材が混ざります。
建物本体を豪華にすればするほど少しの乱れも違和感につながります。
そこで私たちの提案するデザインは「溶けこむ」を大切にしています。
家本体をシンプルにすることで
いろんなモノが混ざっても違和感なく収まる。
それこそが無意識の心地よさに繋がるデザイン性の高さでもあります。
いよいよ28日にグランドオープン
ぜひお気軽に見学くださいませ。