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建物の表題登記と所有権保存登記を自分でやってみた

なかなか書く機会がなかったのですが、

新アトリエの土地の所有権移転登記に加えて建物の登記も自分でやってみました。

土地の時と同じく、まずは法務局相談室で面談して

やり方を教えていただくところから始まります。

今回のミッションは2つ

ひとつは表題登記(表示登記と呼ばれたりもします)

もうひとつは所有権保存登記

土地に関しては「この土地は誰の名義(持ち主)ですか」だけが問われますが、

建物に関しては二段階で所有者をはっきりさせます。

まず「不動産の表示に関する登記」いわゆる表題登記をし、

表題登記が完了してから所有権保存登記を行います。

まず一番最初に一番肝心な「自分でできるのかどうか」について

土地と違って建物の場合には図面作成が必要です。

土地はもうすでに登記してあるものを売主から買主へ所有権を移転することが

申請のメインになりますが、

建物の登記は新築の場合、今までなかったものを「建物つくりました」と

届け出るわけですから図面が必要になります。

これが一般の方ではかなりハードルが高いと感じます。

まず届け出の図面はB4サイズ

A4とかA3とか自由形式ではなくB4に限られます。

B4サイズの左半分に建物の各階平面図を1/250で図示

残りの右半分で土地の配置図に建物位置や近隣の住所なども書き込んだ図面を、

こちらは1/500で作成。

図面の作成者や申請者やらも書き込んで作成します。

これさえできれば自分で申請することはできると思います。

話戻って

まず表題登記について

「表題登記ってなによ?」と思う方も多いと思います。

表題登記とは

「この住所に」

「こんな用途の(住宅や事務所など)」

「こんな構造の(木造、鉄筋コンクリート造など)」

「この床面積の」

「建物を建てたことに関して登記します」

というもので、建物の存在と概要を登記するものと私は理解しました。

必要な書類は

申請書

建物図面

各階平面図

所有権証明書

住所証明書

です。

建物図面と各階平面図はさきほど書いたB4サイズのもの

所有権証明書は建築確認申請の原本や建物施工会社の引き渡し証明書を提出

住所証明書は個人住宅の場合、住民票の写し、会社の場合は登記簿謄本です。

当たり前のことですが、権利のない他人が申請していないかの本人チェックが

きちんと入ります。

弊社のように自社で建築した場合には直営工事をした理由書も提出します。

それらが認められれば正式に登記をしてくれるわけです。

どこに、どんな建物が建てられたのかをまず登記したうえで、

「ほんでその建物は誰の持ち物として登録するの?」というものが

所有権保存登記と理解しました。

表題登記と所有権保存登記の難しさの割合で言えば9:1

圧倒的に表題登記のほうが難しく、

所有権保存登記は届け出さえすれば終わりの感覚です。

所有権保存登記は超簡単

申請書と申請料(証紙)だけ

表題登記は無料でしたが所有権保存登記は有料でした。

事務所と住宅では税率が変わるので違うと思います。

表題登記がちょっと大変ですが数万円で登記は完全完了します。

法務局に出向く回数は

事前相談

表題登記申請

その登記の受け取り

所有権保存登記申請

その登記の受け取り

の5回

できれば書類提出の前にもう一度、相談室で見てもらったほうが良いです。

提出窓口は一切質問は受け付けてくれません。

質問しようとしても「申請書は受け取ります」とだけ言われます。

すなわち、受付のスタンスは

「書類に不備があろうが申請は受け取りますが、却下になっても関知しません」

なのであります。

あくまでも相談は相談室で聞いてくださいなのです。

建物登記は結構大変で時間もかかりました 汗

私は経験と知識のために自分でやりましたが、

サラリーマンの方が何度も法務局に出向くのも難しいでしょうし、

司法書士さんに頼むことをお勧めします、、、

ちなみにできあがった所有権登記書類はどんな感じというと、、、

ドラマで借金の担保に権利書を取られちゃったりするシーンを見かけますが、

今は権利書はありません!

その代わりに登記識別情報通知という

A4サイズでもないビミョーな大きさの紙一枚になります。

分厚い権利書かと思ったらなんとも味気ないのデス、、、、

とにもかくにもなんとか自分で登記できました、ホッ、、、

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