私たちは工務店でありながら、らしくないところをたくさん持つ工務店です。
先日も書きましたが、当該敷地条件や近隣条件を
独特の視点で見極めてプランニングしますが
それ自体が当たり前のようで当り前ではありません。
プランニングで大切なのは
「ほしい部屋を確保できるかどうか」ではなく、
「快適に暮らせる家になるかどうか」です。
ほしい部屋を確保できたとしても、たとえば窓が隣宅の窓から丸見えだったら?
線路や大きい道路に面しているのに音や人通りを気にしていなかったら?
どちらもダメだと思います。
しかし現実は、、、、
インターネットやSNSなどでたくさんの情報が得られる現代
星の数ほどの建築会社を見つけることができ、問い合わせすることもできます。
問い合わせがあった時、
ほとんどの建築会社はお客さまの希望の部屋数やランドリールームなどの
お客さまがほしい部屋をどうやってプランに盛り込むかに一番注力します。
それはある意味「当たり前」のことですよね。
個室が4部屋をご希望されているのに
プランに1部屋しか個室がなかったらその会社に頼もうとは思わないですよね。
だから建築会社のほとんどは欲しい部屋の希望「だけ」を
網羅することに必死になります。
でも、部屋数を確保することだけに注力すると
規格住宅ではプランの自由度に限界があるので、もしも部屋数が確保できても
プライバシーや採光や通風がおろそかになります。
また、無理やりに間取りを押し込めるので、プランのあちこちが凸凹になったり、
希望もしていないのに変なフリースペースができたりします。
かといって、こだわりを持ってプライバシーも、快適さも、部屋数も、、、、となると
規格住宅では対応できないので別注扱いになって高価になります。
では、プランが大切と考えて設計事務所に、、、と、プランをお願いしたとしたら、
設計料が必要になりますし、
今度は逆に設計側のこだわりが強すぎて希望とは合わなかったり、
さらに高価にもなります。
じゃあ地元の工務店に、、、となると今度は提案力がポイントになります。
間取りもそうですが、イメージパースなどの資料は
やはり会社の規模が大きいほどきらびやかです。
そんな一長一短がある中、
私たちはそのバランスの良さでお客さまから選ばれています。

わたしたちのアトリエのイメージパースです。

そしてこちらが実際の建物です。
デザイン力とイメージパースなどの提案力に加えて
手刻みなどを駆使しての技術力
もちろん保証も大手ハウスメーカーと同等で
ローコストでもなく高価すぎることもなく、
敷地条件や近隣条件を踏まえた視点と、お客さまの希望をきちんと取り入れる
そんな「ちょうどいい、ちょっといい家」を建てています。
わたしたちが提案する住宅は「ほしい家より ほしい暮らし」
間取りの希望を網羅することは当然ですが、それにプラスして
リビングでくつろいでいるときに、ふとしたときに心地よい光や風を感じ、
他の家を見た時に、ふと我が家のスムーズな動線を実感したり、
プライバシーを気にしてカーテンを閉め切ることなく暮らせているとふと感じる
そんな「無意識の快適さ」を提案しています。
9月20,21日に新築オープンハウスを開催いたします。
北向きの土地なのに全室南向き
無意識の快適さをどう感じるかを体感してみませんか。