秋が早く来てくれないかなー
暑すぎ!苦笑
さてさて、今日はプランニングの難しさについて
プランニングで何が難しいかって、家具と人の動線のバランスです。
こちらの間取りをご覧くださいませ。
6畳の中にテーブルセットとソファとテーブルとテレビボードが置かれています。
「狭そうだけど6畳でもテーブルセットとリビング家具が入っちゃうんだ」
と思うかもしれません。
これが現代のプランニングの恐ろしさです。
パソコンを使ってクリックさえすれば家具セットを配置できちゃう。
「実際にどう使えるか」はこの図では全く考えられていません。
ソファの奥行きは約70センチ
リビングテーブルの奥行きが約60センチあったとします。
テレビボードが約40センチの奥行き
6畳の短辺方向は約2.6mほど
2.6m-0.7m-0.6m-0.4m=0.9m(90センチ)
たった90センチを
クローゼットとソファの間
ソファとリビングテーブルの間
リビングテーブルとテレビボードの間
でわけあうのです。
単純に30センチありません 苦笑
想像してください。
左のドアから右の引き違い戸まで行こうとして30センチの間をすり抜けて歩かなければならない。
クローゼットの折れ戸を開けようとしたらソファに当たってしまうし、
物の出し入れも正面からできない。
ソファに人が座っている前を横切っていかないと通れない
おまけに部屋の四方に入口や窓やクローゼットの扉があるので物を置くことができない
このスペースに大人4人がゆったりと過ごせますか?
クリック一つで配置できるパソコン上と、実際に人が住むために必要なスペースでは
全然事情が違うことを考慮せずにプランニングしていると感じるシーンをよく見かけます。
なぜそうなるのか?
「お客さまの希望を網羅するため」です。
ただ、その意味をはき違えてる。
お客さまの希望を網羅することと、お客さまの希望をただ詰めこむことは全く意味が違います。
スタイリッシュな外観や、大きなLDKにパントリーや畳スペースやファミリークローゼットなどなど、
昭和の時代と土地の大きさは変わらないのに、お客さまのご希望は多様多彩です。
それをしかるべき時間をかけてプランする。
また使えるスペースにすることをしっかりと意識してプランすれば問題ないのですが、
とにかくお客さまの希望をとにかく詰め込んだだけのプランを作る、
すなわち
おお客さまのことを全く考えていないプランになってしまってはダメだと思うんです。
無意識の心地よさ
レフデザインが家づくりで心がけていること。
しっかり時間をかけてお客さまのご希望をきちんとお聞きして、そこに使いやすさや心地よさをプロとして加える。
余裕のある人の動線と、心地よい光と風が入る家づくり
オープンハウスは9月30日、10月1日
ぜひぜひお気軽にご来場くださいませ。