いよいよGWですね。
みなさま楽しんでくださいませー。
私は仕事です 笑
さて、今日は基礎のお話です。
基礎って、脇役感ありません?笑
耐震等級は建物本体の話なので基礎はあまり注目されませんが、
先日のブログで書いたように重量的に建物本体と基礎は50:50
なので大切なのですよん!
このブログを始めたころ、不覚にも足の親指を骨折しました 苦笑
「たかが親指、フツーに生活できるだろう」と思っていたら、、、
痛くて床に足は付けない
↓
足がつけないから松葉杖
↓
松葉杖となると両手がふさがる
↓
ドアどうやって開けるねん!涙
ノドかわいた
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キッチンで水をコップに入れる
↓
松葉杖で両手ふさがってる
↓
どうやってテーブルまでコップ持っていくねん!涙
という感じで、もうほんと大変でした 滝涙
建物を人に例えると建物本体は上半身
基礎は下半身です。
上半身をいくら鍛えても下半身がヒョロヒョロだったら?
横から押されたときに耐えられますか?
横から押される=台風の風や地震の揺れ
建物本体がいくら頑丈でも基礎がダメなら耐震性能はガタ落ちです。
特に大切なのが基礎と土台(建物本体)を繋ぐアンカーボルト
このアンカーボルトの位置が大切です。
基礎の幅の真ん中1/3から外れたところにアンカーボルトが設置されたら
正確に力を伝えられなくなります。
だけどだけど、真ん中1/3を意識している会社はとても少ないです。
なぜか?
「アンカーボルトは数さえ入っていれば問題ないだろう」と考えている現場管理者が多いからです。
アンカーボルトの役目は土台と基礎を一体化させること
なので、基礎の幅の中央付近にないと意味がありません。
それから配筋にも注意が必要です。
鉄筋コンクリートは硬いけどポキリと折れちゃうコンクリートと、
柔らかいけど強さがない鉄筋の組み合わせ。
お互いの長所を活かし、短所を補う構造です。
なので、鉄筋の継手がきちんとできていなかったり、
鉄筋に対してコンクリートがきちんと充填できていなかったりすると
長所を活かすどころか、短所が顔を出して脆い構造になります。
という感じで基礎は弊社でもものすごーーーーーーーーく気を使います。
なぜなら「やり直しがきかないから」です。
建物本体は何かあってもよほどのことがない限りだいたいのことはカバーできます。
でも基礎はそうはいきません。建物が載っちゃったらもう直すことは難しい。
だから弊社ではトリプルチェック
自社、設計監理者、瑕疵担保検査
ほんとはね、自社だけで検査できるんです。
講習さえ受ければ自社で瑕疵担保の検査資格も得られます。
でも、もし検査担当者がミスをしたら?
一発でアウトになります。
だから自社以外の第三者を二段階で入れてトリプルチェックをします。
建築は人が施工するもの
だからミスが起こる可能性がゼロじゃない。
トリプルチェックを行うことでどこかで必ずミスに気づけます。
ちなみにアンカーボルトの位置と数の自社チェックは基礎施工者と、
弊社大工によるダブルチェックをしますので正確には4重に基礎をチェックします。
すべてはお客さまの安心のため
建物本体と基礎がきちんとできてこそ「きちんと建てる」になるのです。