吹付断熱の副効果しってますか?

台風の中、見回りしてます。

お客さまは暴風雨になってきたら「我が家は大丈夫かな」って

ヤキモキするでしょう。

子供のころからいつも思うけど、台風ってなぜか夜に来るし 笑

私も「現場大丈夫かなあ」って思うので見回りを欠かしません。

それでお客さまが安心してくれたらOK

さて、弊社は吹付断熱を標準工事としていますが、

いくつかワケがあります。

まず、圧倒的な気密性能

吹付断熱はネバネバ、モチモチの液体を壁に吹き付けます。

そうすると、発泡材なのですぐにムアーーっと膨らんで壁に密着します。

弊社インスタで吹付の様子を見てみてね。HOMEからインスタに飛べますよん。

グラスウール系の普通の断熱材はこんな感じで壁の間に施工するので

必ず隙間ができます。

だけど、吹付断熱は継ぎ目なんてないので家全体が

完全に一体化した断熱層で覆われます。

二番目に、施工が早い

仕事が早いわけじゃありません 笑

グラスウール系の普通の断熱材は大工さんが一つずつ施工していく、

しかも湿気防止のために断熱材を覆う表面のナイロンのカットした部分を

塞いだり施工が非常に難しく、何日もかかります。

吹付断熱は壁に吹き付けていくだけなので長くても二日で終わります。

そして吹付断熱の最大の特徴は!

先に書いたようにグラスウール系の断熱材は必ず継ぎ目があります

イコール

熱が逃げる隙間が必ずあります。

ところが、断熱計算を行うとき、その隙間を厳密に考慮せず、

単に断熱材自体の性能と、その施工面積で計ります。

つまり

普通の断熱材は図面の上での計算で算出された性能が最高値であって、

実際の現場ではその性能が下がるということです。

対して吹付断熱派というと

吹付断熱材は発泡材

施工中に「指定した厚みだ。ストップ!」といっても発泡は止まってくれません。

なので、吹きっぱなしになる屋根の部分は特に指定の厚みよりも

1割以上も厚くなることがほとんどです。

つまり、図面上の計算値が最低で、現場は割増性能になっているということ。

お客さまにとってとてもお得な断熱材です。

デメリットもあります。

それはグラスウール系の断熱材に比べて高価なことです。

ところが、内訳を比べると実は変わりありません。

吹付断熱の費用は材工共です。

対してグラウウール系断熱材は断熱材本体と大工さんの施工費がかかります。

それよりも、圧倒的な快適さが価格差をはるかに上回ります。

そして、もう一つ大きな特徴として

熱を止めることと、音を止めることは似て非なるもの

どちらも単純に断熱材の厚み、遮音材の厚みを厚くすれば効果が出ます。

そして、厳密には両者への対応は違うのですが

熱を止めればおのずと音も止まります。

今日のような台風の時、金属系の屋根材で、しかも天井断熱だと

屋根材が雨で叩かれた音で二階は大変なことになります。苦笑

ところが、吹付断熱を屋根に施工すると、指定した厚み+αのおかげで

ものすごく音が止まります。

サッシを高断熱品を使うことで室内はさらに静かになります。

断熱材は、熱を止めるとともに音も止めますので素材選びはとても大切ですよ。

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