昨日から石綿(アスベスト)が建物のどこに含まれているか調査するための
調査者になる資格の講習に来ています。
石綿含有調査者と1級建築士
とても似ていると感じました。
責任と自負、どちらもこれがとても大切な資格です。
さて、新築住宅の設計ポイントってどこにあるのでしょう?
大きく二点
人の動線と、光と風の導線です。
人の動線も光や風の導線も考えずにただ単に部屋を配置すればいいだけなら
間取りは簡単です。
道路のある面に玄関を設けて、あとは敷地内に入りきる枠の中で
欲しい部屋を単純に収めていけばいい。
キッチンからランドリールームへの動線とか、
リビングに柔らかく注ぐ光とか、
心地よい風とか、、、
そんなことを考えなくてもいいのならわざわざプロに頼むまでもなく
間取りは決まります。
そうではなく、
敷地や道路の向きや近隣の建物を考慮して人の動線と光と風の導線を考えるから
間取りは難しいのです。
そして、デザイン
とても大切ですね
床、壁、天井
そしてカーテンに建具
などなど、外観も内観も必ず「色」が付いています。
色を統一させるほうがいいのか、それとも一部屋ずつ変えるのか。
カーテンでアクセント、ニッチや棚をアクセントとする
いろんな手法があります。
間取り的にも吹き抜けがあったり、大きくて開放的なリビングであったりすると
最高ですね。
でも、、、
たとえば、2階に4部屋ほしい
6畳で約10平米あるので、4部屋だと40平米です。
だけど、吹き抜けも欲しい
そうなると物理的に建物の大きさが足りなくなります。
そしたら、一部屋の大きさを6畳から4.5畳に変更して吹き抜けスペースを取ろう
なんて感じでご希望を叶えようとしますよね。
間取りもカラーリングもなにもかもすべて「バランス」が大事です。
どこかに特化するのも一つの方法ですが、それも結局は他のスペースを
調整してバランスをとっています。
価格と希望と満足度のバランス
これがとても大事ですよね。
それから価格のバランスを取るためにもう無茶苦茶に建てる。
こんなことはダメなわけで、職人さんの技術ってとても大事ですよね。
価格と希望と満足度と建物クオリティ
これがすべてそろうって実はなかなかありません。
でもとても細かなところの配慮でそれは見え隠れします。
そんな部分は必ずお客さまも素朴に
「あれ、何でここはこうなってるんだろう」と感じます。
そのときにきちんとした理由を話せるのか、
それとも何となくそれっぽいけど、理由がいまいちはっきりしないのか。
前者ならお客さまの希望(好み)の話が多いですし、
後者ならローコストにするためなど建築会社側の都合で
バランスをとっている部分かもしれません。
それを判断するためにオープンハウスなどがあります。
新築はどこでも「へー!すごい!きれい!」と感じるでしょう。
でも本質はそこじゃない。
お客さまとの二人三脚をして、どんな過程を経て完成したのか。
そこにプロとしてのどんな工夫が隠れているのか
10月28,29日の両日、オープンハウスを開催いたします。
ぜひ、それを体感してみてくださいませ。
お待ちしていますー^^/