雨ですねー、、、、とても暖かい雨ですね
今年の冬はどこに行ってしまったのでしょうか。
さて、先日、親族の賃貸物件探しに同行しました。
土地勘のないところだったので、まずは不動産屋さん探しから開始。
インターネットで検索するとたくさんの不動産屋さんが見つかりました。
「こんなたくさんの中から?良い不動産屋さん見つかるかな?」
まずは地域を絞るところから開始しました。
不動産屋さんは基本的に会社を構えている町の物件情報を一番多く持ってます。
なので、住みたい地域を絞って、その地域の中で不動産屋さんを探しました。
それから、建物の条件がわからないととても効率が悪いので
漠然とでもいいから思いつく条件を事前に不動産屋さんに伝えるようにしました。
そして、不動産屋さんに連絡を取り、来店しようとしたのですが、
ホームページに載ってる物件の中から何件かピックアップしてメールしたのに
内見できる物件が1件しかないと言ってきていると親族から連絡がありました。
メールのやりとりを詳しく聞いていなかったので「???」と思ったのですが、
のちに理由がわかりました。
今現在の空き物件ではなくて1~2か月後に退去予定の物件を選んでいたようで
「今は内見ができない」という意味だった様子。
ただ、メールの文面にはそれが記載されていなかったようで、
部屋探し初めての本人は焦ったみたいです。
お互い初めての相手とのやり取りですし、
電話から人柄なども見えるので
私はできるだけメールではなく電話でのやりとりを勧めましたが、
若いのでメールのほうが良いのでしょうね。
メールでのやりとりを中心に話をしていて意思疎通が取れていなかったようです。
それで、別の不動産屋さんを探して訪問することにしたとのことで同行しました。
横でじーーーっと聞いてると、いろんな条件を伝えていました。
私の役目は本人の伝えたいことをまとめる役のつもりで行きましたので
まずは希望を話していることを私も聞いていました。
そのうえで何を優先するかを決めていくのですが、
これは普段の仕事がとても役に立ちました。
優先順位が高いものに関しては言葉の端々に何度も出てくるので、
「あー、なるほど、、、これとこれが優先順位が高いんだな」と思いながら
話を聞いていました。
それでピックアップしていただいた物件を見に行こうということになったのですが、
どれも現在まだ人が住んでいて中までは見れないとのこと。
ココで本人も別の不動産屋さんから内見できないと言われた理由が
分かったようです。
でも外から見るだけでもいろんなことがわかるので、
私が外からだけでも見ることを勧めて何件か行ってみました。
最寄り駅から物件までの道中に街灯はあるか
⇓
夜道が安全かどうかの想像ができます。
街の建物の外壁に落書きが多かったり、ごみが散乱していたりしていないか
⇓
治安の良し悪しの想像ができます。
物件に着いたらゴミ置き場と自転車置き場をチェック
⇓
自転車が整然と並んでいるかどうかや、
ゴミの日でないのにゴミが出されていないかを見ることで住人の想像ができます。
それから、近隣もチェック
⇓
向かいの建物から自室がどう見えるかどうかを確認することで
プライバシーが確保しやすいかどうかがわかります。
また、スーパーやドラックストアなど生活用品の購入に不便がないかなどを
本人と一緒に回ってみてみました。
そうすることで自分が住んだ時の想像もできたようで、
物件選びも絞り込みができました。
そのあいだ、不動産屋さんはとても親身に対応していただけました。
その中で私が気づいたこととして
重要事項の説明に含まれる内容とはいえ、「自分が住むのなら嫌かどうか」で
たくさんアドバイスをくれました。
これは私たちの仕事も共通することで、
ただ単に契約さえ取れればいいのなら本人の言うとおりに物件を用意しておけば
いいのですが、担当の方はそれをせず、
長い時間をかけてしっかりと提案してくれました。
希望はしっかりと受け取りながら、ダメなことはダメとしっかりと言う。
それはお客さまが迷わないための道しるべとして時には必要なアドバイスなのだと
改めて感じました。
建築は人が造るもの
知識も経験も豊富な人もいればそうでない人もいる。
知識と経験がなければすぐに「できない」という判断をしてしまう。
それはお客さまの可能性も縮めます。
自分の引き出しが多ければ多いほどお客さまに的確なアドバイスができるので
これからも自分の引き出しつくりに精進します