見た目で絶対にわからない構造の重要ポイント

上棟して、ただいま耐震金物と屋根工事をしています。

柱や梁が見えている今、実はたくさんの重要ポイントが隠されています。

見えないところでコストカットされてないかどうか

このポイントが隠れています、、、

柱や梁の「強度」にはいくつか種類があります。

代表的なものとして、

曲げ強度

引張強度

圧縮強度

たわみ強度

強度って、単純に木材の大きさが大きくなれば強くなるものと、

木材の大きさは変わらないけど強度を強くも、弱くもできるものがあります。

たわみ強度がそれに当たります。

E110以上という文字があると思います。

Eはたわみに関係するもので、

110の意味は、100が標準のところ110の木材

つまり標準よりも1割たわみ強度が高いですよという意味です。

これは、見た目ではまったくわかりません。

木材に刻印があり、それでしか判断できません。

想像してください。

「うわー、梁がデッカいなー」って思ってたのにE90だったら?

見た目は大きく見えてるのに、たわみ強度は標準の100どころか、

1割減の90しかない。

そうなれば、いずれは梁の自重で垂れてしまう=床がたわむ。

そんな住宅を望みますか?

ところが、見た目ではわからないことなので、

ローコストにするために見た目ではわからないEの数値を

低くしている会社は少なくありません。

建築は、車などと違って機械で作るものではありません。

また、細かく法律が決まっているようで実は細部までは規定がありません。

だから、「きちんと建てる」ことが大事。

でも、それが一番難しい。

名前を知っている会社だから安心かと言えばそうではありません。

それは単に広告すればいいだけなので、

クオリティの高さとは別物です。

きちんと建てるには知識が必要。

それは一長一短では身につきません。

「木材のEはいくらですか?」

さて、これに答えられる営業マンや現場監督が何人いるかな?

みなさま、試してみてくださいませ。

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