富士登山2024 吉田ルートから ③ 七合目から上はデンジャラスゾーン

七合目から山頂までは約4時間

登るのゆっくりだし、午後になるにつれて天気が崩れる予報だったので

山小屋を2時半に出発

YouTubeなどで見た限りでは山頂への道は大渋滞で数珠つなぎと思っていたのですが

ほとんど人がいない、、、

「え?そんなに天気予報が悪かったかな?

お月さん出てるけど、、、」と

不安になるくらい人がいませんでした。

真っ暗な中をライトを頼りに登るわけですが、

八合目までは岩場になります。

とはいっても穂高などのような岩稜帯じゃなくて

溶岩?の塊のような岩

だけど、斜度的に両手を使うレベル

ルートファインディングができない人だと

力まかせに大股で乗り越えていくことになり、

さらに持っているライトが暗いと

つまずいたり滑ったりする可能性も高くなります。

登山ルートの両側には鎖やロープが張ってありますので、

20メートルごとくらいに一旦立ち止まってライトで先を照らして

自分が歩くルートを確認しながらのほうがいいと思います。

雨が降るともっと大変だろうなと感じました。

ところどころ足掛かりが少なく、

靴のグリップに頼るところもありましたので、

登山靴でなかったり、山に慣れていなかったりすると

かなり怖いんじゃないかなと思います。

私が登ってる時、何度か

「七合目からの岩場は厳しかったなー」

「あそこヤバかったよね」

という声を聞きました。

ただでさえ岩に慣れてない人がライト照らして登るのは危ないですよね。

富士山は技術的にはそう難しくありませんが、

暗いうちから行動を開始したり、

気象によって体感温度や体力などの条件が激変します。

ちょっと条件が変わるとその「ちょっと」のことが

ちょっとではなくなりますので

いろんな事故が多発してるのかなと想像しました。

八合目くらいから空は明るくなり、もうすぐ日の出

あんぱん食べながらまた休憩 笑

八合目で奥穂高と同じくらいの標高

ここから上は未知の世界なので

高山病に警戒しながらゆっくりとでいいのです。

休憩していると、山頂でご来光を見て下山してる人たちの

長蛇の列が見えました 汗

「ええ?!あんなに?!すごい人やん!」

どうやら私の登ってる時間はちょうどポケットだった様子。

山頂ご来光の人たちはたぶん八合目を2時とかに出発してて、

七合目を2時半に出発した私とは重ならず、

そして、7合目でご来光を見てから登り始める人たちは5時ごろ出発なので

これにも重ならずでのんびり登れました。

登山に求めるものは人それぞれ

私はゆったり登りたい派なので、混雑する山頂ご来光はパス!

八合目から見るご来光でもとてもきれいし、

のんびり登るほうが自分のペースで安心して登れます。

しっかし八合目から上は長い 笑

またザレてるし、、、

でも、いよいよ山頂が近づいてくると元気でます。

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八合目からはたしか個人所有地、浅間大社の所有地だったと思います。

9合目、そして山頂すぐ手前の二つの鳥居を抜けると、、、

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ゴール!!!!

高山病にもならずゴキゲンで登頂です!

山頂に着いたらまず探すものがコレ

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日本百名山とアルプスの山に登頂できた時には買うことにしている山バッチ

富士山山頂のバッチはなんと手作業で登頂日を無料で刻印してくれました。

そしてまた食べます 笑

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山頂はとても込み合うのでお店の中でなかなか食べられないみたいなのですが、

↑に書いたようにちょうど空いてる時間帯だったようでカレーうどんをゲット

食べたらもう一つの山頂「剣が峰」を目指します。

富士山にはいくつか登山ルートがあり、それぞれの山頂設定があるのですが、

本当の3776mは火口の縁の一部「剣が峰」になります。

なので、3776mを目指してGO!

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だったのですが、、、、

天気は晴れているものの暴風も暴風で 涙

台風なんかタダのそよ風、そのくらい山の風はすごいです。

大山もそうですが、単独峰の場合、吹きさらしになるのですごいですね。

冬の大山で暴風祭りを経験してますが富士山頂はその3倍以上に感じました!

「予報がC(雨、風が強く登山には向かない)になっていたのはコレか!」

とりあえず進んではみたのですが、

立ってられない暴風で剣が峰を断念。

行けないこともないかもですが遠くに見えてる人も

強風で固まってしまっていて動けない様子。

無理して行ってケガするよりも安全な日に

再チャレンジするほうを私は選びます。

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写真では平和に見えるでしょ?

この写真を撮るのもスマホ持つ手が揺れる暴風でした。

近年、ネットで登山道の様子が身近にわかるようになりましたが、

気温や風は写真には写りませんので注意が必要です。

ということで下山開始

ちょっと山頂から下りただけで風は収まり歩きやすくなったのですが、

下りがこれまた長い!

そして全面ザレ道

足がカカトまで埋まってしまうほどのザレ道を降ります。

なのでゲイタ―必須です。

ローカットの靴の人たちは靴の中に足が入って大変そうでした。

なんせ靴の色がわからないくらいになりますんで 笑

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絶対に間違えてはいけない分岐

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これを間違えるとえらいことになります。

というか戻れるの?タクシーですんごい時間かけて戻らなくちゃいけない予感 苦笑

で、ようやく六合目まで降りてきたときに通り雨でカッパ装着!

いまから登ろうとしてる人たちもびしょ濡れになってました。

なんだかんだでのんびり4時間かけて五合目まで戻ってきまして、おつかれ山

次回は剣が峰に登りたいな。

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