登山界隈では有名なオーダースーツSADAさんでスーツを作りました。
ここからは経営者としてのひとりごと
経営者には何年経っても変わらない「芯になるモノ・コト」が必要と思います。
デザイン、サービス、技術etc…
いろんな芯があると思いますが、トップが「あれもいいな」「これもいいな」で
あっちにフラフラ、こっちにフラフラでは長くは続かないので
変わらない芯は必須と感じます。
また、いつまでも芯は変わりませんが、その芯にどう肉付けするかは
時代のニーズに合わせて変化する必要があると思います。
肉付け=何を使い、どんな方法でお客さまにPRするか
インターネットのなかった時代とSNS含めてデジタルなモノ・コトを
活かす必要がある現代では肉付けの仕方もまったく違うでしょう。
何を使って会社をPRするのかでターゲットにする顧客層も決まってくると思います。
たとえば、SNSが得意な方々をターゲットにしているのに
SNS等をまったく使わずに「知る人ぞ知る」の戦略を取って、
本当に誰にも知られなかったらそれは失敗なわけですし、
逆にSNSが得意ではない方々をターゲットにしてるのに
最新のデジタルなことだけを使ってPRしても届きにくいでしょう。
自社の大切にしていることを芯にしながら、
いかに一番効率よく自社の特徴をターゲット層に届けるか
インターネットのなかった時代は新聞折込など含めて
行動範囲が狭かったと思いますが、
全世界のことを簡単に調べられる現代では多種多様
逆に言えば、自社に合った肉付けをきちんと決めることはとても難しいと思います。
そんな中、オーダースーツSADAさんはというと
佐田社長がスーツを着てさまざまな事にチャレンジしています。
登山、スキージャンプなどなど、
どれも「スーツ姿でやるもんじゃないやろー」ってことをYouTubeをはじめとして
デジタルなことを活用して知名度を上げています。
先日、ご自身のSNSに書かれていましたが
やり始めた当初は批判的なコメントもあったそうです。
でも、ポジティブなコメントに応援されて続けているそうで、
「社名を知っていただくために自分ができることはなんでもやる」
と、締めくくられていました。
一般的な目線で見ると、
「変わったことをして知名度を上げたいと言いながら社長が遊びたいだけだろう?」
と思うかもしれません。
でも経営者目線で見ると、「これは中途半端な気持ちではできないこと」と感じます。
ただ「目立てばいい」では今の時代、炎上して逆に会社のイメージが下がります。
ですが、、、
継続しつづけて他社が真似できないほど突き抜けてしまえば話は変わります。
YouTubeを見ていただければわかりますが、登山をしているものの、
はしゃいだりはほとんどしていません。
画面には写りませんが、サポート体制も万全に登られていると聞きます。
自社のスーツの運動性と耐久性を示すために黙々と登り、
山頂で必ず自社のスーツの良さをアピールします。
体全体を使う登山では普通の既製品なら大きく体を動かしたときに
どこかが窮屈だったりして破れると思いますが、
オーダースーツで体に合っているので登山にも耐えられる。
また、耐久性も同じくで、
縫製技術など含めて自社スーツの良さをアピールしているのだろうと思います。
しっかりとした技術でスーツを作るという芯を持ち、
肉付けとして、登山という方法を使ってSNSなどを通じて自社をアピールする。
いまや、かなり有名になってしまっているので、突き抜けています。
今も昔も「会社を知ってもらう」ことから始まりますが、
スーツを買いたいと思ったときにどこのお店が思いつくのか?
YouTubeでオーダースーツSADAさんを知り、購入しましたが
私もまんまと戦略にはまった一人というわけですね 笑
ですが、お店は正統派
もしお店がチャラかったら買わないつもりでしたが、
社長の登山写真くらいはあるかと思っていたのに
それもなく、本当に正統なテーラーの店構えで、
採寸もなにもかもとても丁寧な接客で対応いただきました。
右腕のほうが左腕より1センチ長いから袖の長さを調節するとか、
胸板が厚いのでボタンを締めた時に
襟元が開き気味にならないように余裕を持たせるなど
とても細かな配慮の提案がありました。
そこからもYouTubeなどは知名度を上げるためだけの戦略として使い、
スーツ作りに関しては本当に真面目であることがうかがえます。
私も時々、SNSで趣味のことを書いていますが、
けっして遊んでいることを書きたいのではなく、
どんなことに興味を持ち、どんなふうに感じているのかという
私という人間を知っていただくために書いています。
また、プランニングにも大いに役立っています。
スキー、自転車、登山と、ソト遊びをしていると自然をとても感じます。
たとえば真夏に自転車に乗っていて、
山際の少しの水の流れの真横を通るだけでも一瞬とても涼しいです。
真夏なのに「エアコンの風が吹いた?」と思うくらいに体感できます。
それから、なんせ人力ですから、
ちょっとした登り坂も下り坂もすべて体感できます。
登山をしていると、木陰の心地よさを感じ、
スキーでは太陽のありがたみを感じます。
どれもエアコンが効いてエンジンという動力がある車で移動していては
絶対に感じられないことです。
それらはプランニングの際に光と風の導線を
いかにマネジメントするかに大きく役立っています。
いくら光と風がたくさん入ったほうが良いと言いながら、
目がくらむほどの明るさや、部屋のものが飛んでしまうほどの強い風では
快適とは言えませんから
ふとした風、柔らかな光に対する自分の基準がなければ
お客さまに対して窓の位置や大きさの根拠をはっきりと伝えられません。
また、駅やスーパーなどから土地までの道を調べる場合の
「毎日の通勤・通学でも苦ではないか」の感覚もしかりです。
単に車で移動して確認するだけだったり、
普段から歩いていなければ真夏や真冬の感覚がどうなるかもわかりません。
どんなことでも仕事に活かせることがないかという目線で見れば
役立つことがたくさんあります。
なので、我が社は休日の遊びを推奨しています。
五感を研ぎ澄まして自分だけの基準を持つことは
何もないところから建物を創造する建築業界ではとても大切なことなので。
スーツが出来上がるのがとても楽しみです。