上棟の時のそれぞれの役割

先日、新築の上棟をいたしました。

上棟の際、大工さんだけでなく、たくさんの人が携わることで完了いたします。

大工はもちろん作業の要です。

上棟は多い時には10人前後で作業します。

高いところでの作業などになりますので阿吽の呼吸がとても大切です。

梁などは重たいのでレッカーを使用します。

レッカーさんが大工の動きをくみとって動けるかどうかで

作業がスムーズに進むかどうかが全く変わります。

大工さんとレッカーさんで作業を進めている中、

材木屋さんが作業の進捗に合わせて材料を搬入してくれます。

上棟後の作業効率のために、レッカーさんがいるあいだに2階へ運びたい

材料なども含めて用意してくれています。

私たちはというと、上棟の際は社員総動員で梱包材や端材などの掃除や

玉掛け資格を持つ現場監督も作業を手伝っています。

上棟の際、「社長さんも高いところにあがっているのを見てびっくりしました」と

よくお伺いします。

私は作業をしているわけではありませんし、作業をしてはいけない役割です。

それぞれが、それぞれの仕事に一生懸命になっている中、

私はすべての最終責任者として作業の全体を見る必要がありますので

作業に没頭するわけにはいかないからです。

作業の安全は保たれているか

現場の近隣への配慮はできているか

取り付ける金物などが施工基準を満たした施工になっているか

作業の阿吽の呼吸を取るための声掛けなどのサポート

etc...

これらは下から作業を見ているだけでは確認できませんので

1階から2階へ、2階から屋根へと作業の進みに合わせて

常に近くで一歩引いたところから全体を見渡しています。

上棟は土台から1階柱、2階床梁、2階柱、小屋梁、屋根と進みます。

簡単に言うと下から順に上部を重ねていくわけですから

後戻りして作業をするということができません。

誰もが自分の作業に一生懸命なので、視野が狭くなることもありますから

お互いがお互いのフォローをする

安全第一、かつ、しっかりとした工事をするために必須だと思っていますし、

今まで何十年と、上棟してきましたが、毎回無事終わるとホッとします。

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