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構造計算で計算すれば安心?

すごい雨でしたねー 汗

GWずっと雨予報ですねー 滝涙

さてさて、今日も皆様の「え?そうなん?!」をお伝えします。

今日は構造計算

構造計算って、計算でOKでたらそれで安全と思ってませんか?

答えは大きくNOです!

構造計算ってなんでしょう?

「安全を確認する計算!」

半分正解で、半分不正解です。

正確にいうと、アウトとセーフの境目がどこにあるかの計算です。

アウトとセーフの境目がわかることで、

セーフだとして、どのくらい余裕があるのか

アウトだとして、どのくらい足りていないのか

がわかります。

なので、計算したから安全かどうかということには即つながりません。

セーフだったとして、どのくらい余裕を持たせるか

これが1番大切なことです。

0.1ポイントでも余裕がある=建築基準法クリアですが、それで大丈夫でしょうか。

例えば100キロの石を持ったとします。

グヌヌーーッ!ってなりながらギリギリ持てても「持てた」

ヒョイと余裕を持って持てても同じく「持てた」

結果は同じです。

でも、どちらが長い時間持っていられるかは言うまでもありません。

建物の重さは一平米あたり約1t

平屋建て100平米だとしたら100トンあるわけです。

このうち基礎が約半分で50トン

この重さを家が存在する限り何十年と支えなければならないのに余裕がなくて大丈夫でしょうか。

弊社の場合、どうやって余裕を持っているのかというと、、、

大工の経験と構造計算を併せて考えています。

例えば梁を構造計算と大工の経験で比べると、往々にして大工経験の方が大きくなります。

そこで、大工の経験をもとにサイズを仮指定して、それを構造計算でどこくらい余裕があるのか確認します。

大工の経験だけだと、根拠の裏付けがないし、構造計算だけだと適切な余裕が生まれない。

そこで、両者の良いとこ取りをすることでバランスと余裕を保っています。

いま施工中のフルリノベーション

柱を抜いて窓を大きくしました。

柱を抜けるのか。

抜いたとして、どこをどう補強すれば良いのか。

腕の見せ所です。

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