家づくりのメリットとデメリットを知ること

休みの朝、一生懸命、車を洗いました。

が!

気づけば昼から雨が、、、

ワックスかけたての車を見ると水滴が立って

いっぱい流れてました。

それを見て「せっかく洗ったのに、、、」と、私の涙もいっぱい流れてました 笑

そのあと、録画が溜まってたドラマ正直不動産を見てました。

NHKで火曜日夜10時からなんですが、

さまざまな人間模様のドラマなんですが、

不動産と建築のことも学べてプロでも「なるほどー」ってことも多いです。

ライバル会社はお客さまに不利益なことを告げなかったり、

違法なことも平気でやっちゃうのですが、

主人公は祠を蹴っちゃった呪いでウソがつけなくなってて

正々堂々と戦ってて、結果的にはいつもお客さまにとって

ベストな形で解決していきます。

いつも見ていて一番参考になることは

お客さまにメリットもデメリットもしっかりと伝えてること

それから、常に

やれない理由を言うよりも

やれる方法を見つけようと努力してること

この二つはどんな仕事であっても一番大切なことで

実は一番難しいことだと思う。

自社としての特徴が例えば無垢の床材を使うことだったとして、

肌触りの良さや質感の高さのメリットと同時に

既製品のフローリングに比べて柔らかく傷がつきやすいし、

天然材なので湿度によって伸び縮みがあったりするデメリットを

伝えた上で選んでもらわないと

「こんなはずじゃなかった」という話になりますよね。

それから、お客さまの希望を叶えることってそんなに楽ではありません。

あちらを立てればこちらが立たずなこともあれば

求める商品が簡単に見つからないことなんか日常茶飯事

それを簡単に諦めて、

自分の知ってる内容=お客様希望100点の提案ではないことに変えて

提案することはとても簡単なのだけど、

それではお客さまの満足には繋がりません。

そして、ベストな提案って1日では見つかりません。

まず自分で調べて、

扱う代理店を見つけてサンプルを取り寄せたり

商品の特徴をしっかりと聞いて、

それから見積をとって、、、、

耐久性や見た目、価格など全てが揃って初めて

お客さまに提案できるので、

お客さまが思っているよりも時間はかかります。

ただ、お客さまの満足度は格段に違います。

諦めずに探すって結構大変なんですよ。

でもそれが弊社の考える「お客さまのために」なんです。

絶対にあきらめることはありません。

メリットとデメリットを伝え、お客さまの希望を叶えるために真摯に対応する。

その伝え方、伝える度合いに各社の差があります。

例えば基礎

布基礎と呼ばれる基礎とベタ基礎と呼ばれる基礎があります。

簡単に説明すると、布基礎は逆Tの字の形をしていて

建物の壁の下だけ基礎があります。

昔の家って床下が土だったりしますよね、あれが布基礎。

床下には基礎がないのです。

対してベタ基礎は建物全体的に土間の部分までコンクリートが

すべて施工されて建物全体が基礎になっています。

それぞれの特徴として

布基礎はまず安価です。

壁の下だけしか基礎がないので、

建物全体の土間が基礎になっているベタ基礎に比べて

コンクリート量が圧倒的に少ないからです。

工程的にいってもベタ基礎と変わりません。

そして最大のデメリットはベタ基礎に比べて地震に弱いこと。

布基礎は、各立上り同士が繋がっていませんので、

地震の時に各立上りがバラバラに動きます。

なので、それだけ建物の変位が大きくなり壊れやすくもなります。

また、これは地盤沈下の際にも同じように建物の一部だけが沈むことにも

繋がり、不同沈下と言います。

不同=各立上りの沈み方が不均一という意味です。

対してベタ基礎は布基礎の弱点である地震の際に各立上りがバラバラに動くことや

不同沈下を防ぐ効果があります。

地震にも強く、もしも地盤沈下しても建物全体が同じように沈む一様沈下となるので

建物への被害も少なくなると思います。

デメリットとしては、コンクリート量が増えるので布基礎に比べて高価なことと、

コンクリート量が増える=基礎全体の重さが増えるので建物自重を考慮して

地盤の地耐力を検討する必要があることです。

その他、基礎の関する事はこちらから

基礎工事で大切なこと①

基礎工事で大切なこと②

基礎工事で大切なこと③

基礎工事で大切なこと④

基礎工事で大切なこと⑤

建築はかならずメリットとデメリットが共存しています。

誰もがメリットに注目してデメリットを見ないようにしたいところですが、

何十年とご家族の喜怒哀楽を支える大切なマイホームですので

チェックは不可欠ですね。

目次