古民家さがしのポイント①

古民家に惹かれる方も多いのではないでしょうか。

私もその一人

新事務所がいよいよ地鎮祭を迎えますが、ほんとは古民家を探していました。

ところが、古民家を探すのはとても難しく、一年かけて探しましたが

見つからず新築に切り替えました。

弊社が古民家で事務所を開設できなかったのは「用途地域」が大きな理由の一つ

用途地域とは、住宅や工場、商業など、

「この地域にはこんな大きさの、こんな建物が可能ですよ」と指定されています。

大きくは三つ

市街化区域・・・これは上記に書いたようにいくつも分かれていて、「街が栄えてほしいなあ」な地域です。

市街化調整区域・・・田んぼや畑など「あまり開発が進んでほしくないなあ」な地域で、ここは事務所が不可なのです 苦笑

都市計画区域外・・・これは上記の指定がない地域でほとんどのことが可能です。

古民家となると市街化区域(街中)にはなく、

市街化調整区域から都市計画外にたくさんあるわけですが、

物件はあっても商圏である街中からは離れます。

カフェなどは比較的どこでもできるのですが、

事務所はまず調整区域の壁に大きく阻まれました。

それから、

「建築は安かろう 悪かろう」

をものすごく体感しました。

古民家を探していた理由は、

まず技術を大切にする会社なのでイメージに合いやすいこと

それから古民家にはだいたい農業用倉庫がついてるので、

建築資材倉庫に代用できること

会社ですから駐車場が最低4台

そして会社ですから100坪とかの大きな物件は使いきれない。

夜に一人で図面書いてたらコワイ 笑

もう一年間で100件近くは見たかもしれません。

でも見つからない、、、

安い物件はまず市街化調整区域が多いです。

やはり建築制限がネックでしょう。

それから、駐車場がない

住宅ならいいですが、車も通れないような進入路ではお客さまが来られるときに

困ってしまいますし、トラックも入れません。

そして、安い古民家の場合、高い確率で屋根に穴が開いてます 笑

屋根に穴が開いてるか、水漏れで内部が相当に傷んでいるか、、、

傷むではないですね、朽ちるの域です。

そして、、、、

不動産情報に「告知事項があります」と書かれていたり、、、、

↑「聞いていたら絶対に買わなかったのに」なことがあるということ、、、

ご想像くださいませ、、、、ご想像くださいませ、、、、

と、そんな感じで1年かけて探しましたが、古民家を探すことを諦めることになる

事件が起こります。

「70坪 30万円」

何気に土地情報を見ていて見つけた不動産情報

なぬーーーーーーー!!!!!って感じですぐに見に行きました。

ところが現地に着いているはずなのに土地が見当たらない、、、

ハテ???間違えた???

そう思いながらぐるぐる回りますが、やはり合ってる、、、、

仕方なく不動産屋さんに場所を聞くため連絡をしてみたら

「ちょっと傾斜地ですけどいいですか?」と担当の方が言う

「とりあえず見てみます」と伝えて住所を改めて聞いて行ってみるも

同じ場所だった、、、

ハテ????

道路の向こうはガードレールがあって、モシャモシャに木々が茂ってる、、、

え?ハッ!!!!まさか?!!!!

慌てて車を降りて見てみたら?!

崖やん!!!!!!笑

土地情報は土地を上から見た平面図で書いてあるから真四角だけど、崖やん!!!

これで古民家探しを諦めて、土地探しに切り替えて新築することにしたのでした

続く

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