鈍考するということ

少し前、こちらにお伺いいたしました。

鈍考 喫茶 芳

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喫茶とはなっていますが、訪れる人たちの目的は「鈍考」

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水曜から土曜までしか営業してなくて完全予約制

1日3部制で一枠6名しか入れない。

とても静かな住宅地の中で駐車場もない。

予約するとコードが送られてきて、

入口ドアの電子キーに入力しないと入れないので

予約なしの人は絶対に入ることができない徹底ぶり。

その徹底した中にあるものは「静寂」

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静かな空間で過ごす。

90分で2000円(コーヒー付き)

館内にはたくさんの本があり、各々の時間を過ごす

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庭も山林のほうを向いているので一切の雑踏はない。

一枠最大6人がそれぞれの時間をそれぞれに過ごす。

ボーっとするのもよし

本を読むのもよし

私は新アトリエの参考にするために行ったので、

アトリエのディティールを書いてました。

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上質な左官塗り

光の当て方が絶妙です。

本を読むことに困ることもなく、明るすぎることもない照明計画

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外部のディティールもぬかりなく。

さすが堀部安嗣さんの設計といえる。

新アトリエも街の雑踏から離れてゆったりと住宅を考えていただきたいと思って

古民家探しから始まり、

一年かけて土地にたどり着き、

この空間を作ることにしましたのでとても参考になりました。

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