「ちょっとのこと」には2通りの意味があります

今日は現場で作業をしていました。

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「え?作業するのですか?」と思われる方もいるかと思いますが、

私は「ちょっとのこと」の作業を時々やっています。

ちょっとしたコーキングや、

ちょっと切ったり、

ちょっと詰めたり、留めたり、、、

etc...

昔からお客さまへのサービスでちょっとしたコーキングはしていましたので

プロ級ですが、そのほかのことはあえてプロ級にはならないようにしています。

プランを作ったり、現場での指示をしたりが私の仕事ですから、

現場仕事をやりすぎると現場ばかりになって

本来の仕事ができなくなる。

すなわちお客さまにご迷惑をおかけすることになるからです。

だからお客さまへのサービスや、たとえばビスを一本止めるだけのような

職人さんに来てもらうには気の毒な場合に現場仕事は限定していて

基本的に料金をいただく仕事とはしていません。

ですが、自身でやってみることでたくさんのことがわかります。

実はこの「ちょっとしたこと」という簡単な言葉の裏には

深い意味が隠れていたりします。

たとえば釘を一本打つとします。

広い場所で、自分の腕くらいの高さで足元も地面なら使う道具は金づちだけ

片手で釘を支え、もう片方の手で金づちを打てばすぐ終わります。

これが本当の「ちょっとしたこと」

これがもしも床下やものすごく狭いところや高い場所だったとしたら?

高い場所なら足場が必要になりますし、

不安定な場所なときもあります。

また、片手で釘を支えられないような場所や、

金づちを打てないほどの狭い場所、

ヘッドライトがないと暗くて見えなかったり、

床下を長い距離を這っていかないといけない場合もあります。

そうなると作業内容としては「ちょっとのこと」ですが、

「ちょっとのこと」ではなくなるんです。

逆に、普通なら職人さんの手で作業するので時間も手間もかかる作業も

便利工具を使える作業環境なら「ちょっとのこと」な作業に変わることもあります。

このように作業は作業時間や作業量の見た目の想像では

計れないことがたくさんあります。

私は自分で作業するたびに

「ちょっとのことが実はちょっとのことじゃないんだよなー」

ってすごく思います。

同時に「職人さんってホントすごいな」とも思います。

狭いところ、

暗いところ、

暑いところ、

埃だらけの作業、

汚れる作業、

etc...

どんなときでも弊社の作業をしてくれている協力業者の職人さんはいつも一生懸命

自分で作業することでそのありがたみがとても分かります。

「きちんと作業する」

言葉にすれば簡単ですが、本当に大変で、大切なことです。

特にリノベーションの場合、既設の床下や壁の裏側など

新築とは作業環境が大きく変わる中での作業が多く、

理想通りに作業できないことも多いです。

そんな中での作業はとても体力、気力を使います。

今日、頭から足の先まで埃だらけ汗だらけになりながら

「職人さんってほんとすごいな」とまた思いました。

きちんと作業をしてくれる職人さんたちを大切にしたいと思います。

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