毎日「夕立たのみます~」とお願いしていますが、
まったく私の願いはかないません 笑
さて、いまや完成をイメージしていただくために不可欠ともいえるパース
実は万能に見えてはいますが苦手分野もあります。
それは微妙な色の違いや5センチくらいの段差など、細部を完璧に表現すること
パースはあくまでも絵でありイメージです。
なので部屋全体とか外観全景とかは得意なのですが、
リフォームの際にできる例えば5センチほどの小さなでっぱりの処理などの
細部表現は苦手です。
なぜなら表現できるパーツがソフト内になければパースは書けないので
細部を完全再現とはいかない場合もあるからです。
パースは全自動ではなく、自動で立ち上がるのは部屋の形、すなわち箱だけです。
なので床、壁、天井、パース画面に見えているパーツすべてを
指定して作成していきます。
具体的に色と種類、形や大きさを選びますが、
色は無数、
種類は木の種類からパナソニックなどのメーカー品など多種多様、
形や大きさもメーカー品すべてを取り扱えるので無限にある中から指定します。
上の写真でいえば、
床材の種類と色
床と壁との境目の巾木の色と種類
窓の種類と高さ
窓枠の種類と色
壁の素材と色
テーブルにチェア、薪ストーブ
テーブルの上のカップなど
照明器具の種類と色
下げ天井とR天井は自動では立ち上がらないので個別で形を作成した後、色などを指定
外の景色
土間の部分の色と素材
太陽光がどの方向からどの強さで入ってくるかの指定
同じく、照明器具の光源の調整
などなど、とにかく見えているもの全てを指定して、
そしてレンダリングといって写真のように最終加工して出来上がります。
この光の微妙な入り具合もすべて指定します。
弊社の使っているソフトは建築会社が使うソフトの中で一番有名なソフトで
その中でも一番写真に近い仕上がりにできるオプションも使っています。
パースを多用するようになって、お客さまの想像のしやすさが
とても上がったと思います。
リフォームのお客さまに
「新築を建てた会社はこんなの出してくれなかった、これだとわかりやすい」と
おっしゃっていただいたり、
新築の外壁や屋根を選ぶ時も今までは素材のカタログと図面の立面図からしか
想像ができなかったものが、パースで立体的にご提案できるようにもなりました。
弊社は注文住宅なので内観、外観共に規格住宅とは違い多種多様
パースは欠かせないアイテムになっています。