冬季に入って三度目の大山登山をしてきました。
前日夜に登山天気アプリで見てみるとB判定
ザーザーの雨とか雪ではないけど、晴れでもないよ、、、か、、、
冬の伯耆大山は爆風&ガスガスが多いので
「あー、今回も大山ブルーはお預けか、、、」と諦めながら就寝
めざましをセットして寝ました、、、、
が、、、
目覚ましが鳴らなかった、、、、
鳴ってたかもしれないけど、、、、
鳴らなかった、、、、と思う、、、、笑
一時間遅れで起きて慌てて出発!
そして大雨
予報の嘘つき―!と思いながら車を走らせる
こりゃ、山は雪だな、、、
高速道路もチェーン規制がかかり、タイヤチェックも行われていた。
トンネルと抜けるといきなり雪景色、次のトンネルを抜けるとまた雨
と、めまぐるしく景色が変わる。
現地に着くと駐車場は空いてた、天候は曇り
大山は登山口のすぐ隣にスキー場があるのだけど、
天気が悪い予報だったのでスキー客も少ないし、
登山客も少ないんだろうな。
私は雨じゃなければ雪の中を登るのは全然OKなので出発
自分の中では山頂まで4つのパートに分かれてる。
1~3合目までの登り始め区間と、
4~6合目までの意外と急坂な区間と、
6~8合目の急坂ヒーヒー区間と、
8合目~頂上までの「もう体力ありません 泣」で登る区間 笑
夏山含めて今回で何回目だろう?
冬季は今期から登り始めたけど3回目
毎度のごとく1~3合目ですでに体力は半分になってるがな!
暑いし、曇ってるし、いろいろ入ってるザック重いし!
12本アイゼンの重さは地味に効くので
体力温存でいけるところまで軽アイゼンで登る
「いけるところまで」とは書いてるけど、まったく無理はしません。
スキー場への道中、
車にチェーンを装着することを我慢することが美徳でないように、
登山では自分が滑落したら後ろにいる人に迷惑をかけるかもしれないので
踏ん張りにくくなったらすぐに12本アイゼンにチェンジ
案の定、急斜面が始まる4合目手前で登りにくくなってきたのでチェンジ
そして5合目でプロテインバーをかじる”フリ”をして一回目の長期休憩 笑
ここからは休憩が長くなる
ひとそれぞれ登山スタイルがあると思うけど、私は頂上を目指すことも
速く歩くことも、まったく求めてなくて、
山で食べるご飯がおいしくて、ご飯が楽しみで登ってるので時間は気にしない。
とは言っても、気にしないのは「急がない」ということであって
コースタイムとのズレは常に確認してます。
これは仕事柄もあるかもしれないけど、常に安全マージンを確認してます。
伯耆大山は日本百名山、夏も冬も遭難や滑落があるので
行動時間が5時間を超える山は慣れていても必ず時間を確認して
下山時間を予想してます。
6合目の避難小屋まで行けばいいのに、5合目で休憩し、
そして6合目でも休憩する予定、それがワタクシ
そしてそして周りに歩いている人から遅れていく 笑
いやいや、ちがう!
大山は爆風なので吹きさらしの6合目で休憩するより木々に囲まれた
5合目での休憩のほうが好きなのよ!
ガスガスの中を登ってたら早々と降りてきた人がいたので
「上はガスガスですか?」と聞いたら晴れだと教えていただいた。
めっちゃうれしくて
「ほんとですか!今まで晴れたことないからめっちゃうれしいです!
ありがとうございます」と喜び満開 笑
だけど、足は動かない、、、、笑
いいのだ、ゆっくりで、、、
6合目に着くと少しガスがあったのだけど、
少ししたら一気にガスが抜けて雲が下に見ていて雲海が全開だった!
三鈷峰から弥山まできれいに見えていて、
青空もきれいで、周りの人たちもみんな「おおおーーーーー!!」って
皆で見とれてた。
3回目でようやく晴れたヨ、うれしい!
6合目からは地獄の急坂が待っている、、、
夏は木々が茂っていて全貌が見えにくいのだけど、
冬は雪が積もって視界が開けてるから8合目まで丸見えだった。
今までの2回はガスガス暴風だったので見えてなかったけど、
見えてなければ見えてないで「景色みたいなあ」って思うし、
見えたら見えたで「あんなに登るのか、、、」と思ってしまう、、、
人って勝手な生き物だなあ。
7合目のところからバックカントリーのボーダーさんが滑ってた。
なるほど、、、ここから滑ると谷筋に沿って降りて行って、
行者コースに出るのかな?
と、滑るのを見ているフリをして休憩する 笑
爆風だと長くは止まれないけど、晴れてるので思う存分、止まる。
12時までに山頂避難小屋に着けばいいのだ。
雪の剣ヶ峰も見てみたいし、
下山は6合目まで安全に降りられたらあとはゆっくり下ればいい。
トボトボと登る。
やはりスキーヤーたるもの、登りはリフトがいい 笑
ほんと6合目から8合目は毎回泣くね。
そして後ろからくる人たちに抜かれまくって頂上到着
ご飯だ、ご飯
山で食べるカップラーメンは一番おいしい。
ザックの中でつぶれてペタンコのおにぎりも山らしくていい。
でもほんとはご飯も炊いて、何をおかずにするかも毎回楽しみなんだけど
冬山はアカン、とにかく荷物は軽くしたい。
といいながらおしるこも持ってたケド 笑
食べ終わって、立ち上がったら座ってたところから湯気がモクモク!
我ながらめっちゃ笑ってしまった。
で、湯気を撮影してたらオシリからも湯気が出てた 笑
そして、その様子を向かいに座ってたおじさんにすべて見られていた。
というか、
おじさんが小屋に入ってきたときに「オシリからも湯気が出そうや!」と
言ってたのだけど、
まさか、、、、ワタクシ座ってラーメン食べてた時にはすでに
オシリから噴煙をあげていたのだろうか?
恥ずかしさの中、オシリから噴煙を上げながら下山準備をする。
そうだ!剣が峰を見たい!
石碑の後ろから見てる間にオシリからの噴煙もおさまり、のんびり下る。
噴火しなくてよかった 笑
噴火=中身が出ちゃうだから▲〇&%、、、自主規制
山頂から8合目、8~6合目であきらかに気温が違う。
気温によって雪の状態が変わる=アイゼンの効きも変わるので
これからの季節はグサ雪に注意だろうな。
下山予定時刻ジャストで無事下山
雪があるうちにもう一度行ってみたい。