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昭和の住宅の典型的な改善点

現代の住宅と昭和の時代の住宅の一番大きな点は大きく2つあります。

ひとつは「クローゼット」という概念がないこと

もうひとつは「エアコンで空調し、換気扇で換気する」という概念がないこと

昭和の時代の間取りはとにかく来客中心です。

住宅で法事などを行うため、座布団や来客用の布団などのための押入はあるものの、

ご家族が使う個室に関してはタンス類を部屋内に並べることが基本的でした。

そして、昭和の住宅の基本的な考え方として窓を最大活用する間取りになっています。

夏の気温も30~32度程度、夏でも夜は25度を下回るので

エアコンなしで寝ていたご家庭も多いと思います。

そのため、窓で風を通すために「とれるところに全て窓」な構成になっていて、

ひとつの部屋に窓が3か所なんでことも全然めずらしくありません。

また、換気も同じく換気扇ではなく窓を開けて換気が基本なので

浴室の窓も大型です。

浴室や洗面脱衣室に換気扇がなくガラリのみの家がほとんどです。

それらを現代に求められることに当てはめてデメリットとして表現すると、、、、、

クローゼットがないとなると、部屋内にタンス類などを並べることになり、

畳数通りの広さとして使えない(狭くなる)

窓がたくさんあるということは壁が少なく、

タンス類を並べようにも窓にかぶってしまう。

また、窓にかぶるだけでなく入口や通路にもかぶるので動線がふさがれる。

そして、昭和の時代の窓はシングルガラス

現代の酷暑には到底対応できず、冬も寒くて結露もしてしまう。

浴室や洗面脱衣室の窓が大きいのでプライバシーの確保もしにくい。

窓が多い=泥棒の侵入口もたくさんある。

逆にメリットはというと、

窓が多いので光と風の通り道が多いかと思いきや家具でふさがっていたり、

暑さや西日対策でカーテン締め切りで逆に部屋が暗かったりと

メリットと呼べることはほぼありません。

先日、現調をした住宅もこんな感じ

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キッチン左は本来は冷蔵庫スペースです。

でも左に見える食器棚を置いてしまってるので冷蔵庫が置けず、

コーナー部分になるので食器棚の引き出しを使うためには

写真のようになにも使えないスペースとして空けておくしかない。

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キッチン部への通路を塞ぐ形で食器棚があるので人の動線にも影響してました。

でも、お使いのご家族は慣れてしまってるので

大きく不便と感じていないことが多く、

リフォームのご希望をお伺いするときに

一番にこんな話が出てくることはまずありません。

ご家族の希望と、私たちプロが見て改善したほうが良いと感じる点をあわせることで

良い家づくりになります。

この場合、建築工事を行う前にご提案することは「食器の整理」です。

法事などを自宅で行う機会が減った今、食器を整理していただいて

食器棚が小さくなれば、↑の写真のキッチン横に小さめの食器棚が入ります。

なんでもかんでも建築工事ではなく、使えるものは使い、適切にバランスをとる。

リフォームはそれが大切だと感じます。

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