雨が降って、少しだけ涼しくなりましたね。
今日は人の動線について書きますね。
整然とテーブルやソファなどの家具類が並んでる。
誰もが「かっこいい!」と感じるポイントですよね。
そして、建築費用が高騰する昨今、コンパクトな中でも
おしゃれな間取りがいいですよね。
でもでも、、、、過度な「整理整頓」には注意が必要です。
理由は二つ
人の体格はコンパクトにできません。
身長170センチの人がコンパクトな家に合わせて身長を120センチに
縮めるなんてことはできません。
また、お子さんが小さいうちはよくても、中学生にもなれば体格は大人と同じ。
建築時とは状況が変わりますから子供部屋を3畳とかにする場合には
注意が必要です。
中学生以上になって、ベッド、机、服類などを置いたら歩けるスペースが
残らないので、、、
人の体格が変えられないということは?
ダイニングテーブルやチェア、ソファなどの必要サイズも変わりません。
コンパクトにするために家族4人のテーブル幅を1mにするなんてことは
できないのですから、、、、
そんな中で過度にコンパクトにまとめようとするとき、
犠牲になるのは「人の動線」です。
さすがに、人が通るスペースの幅が50センチしかないなんてことには
なりにくいと思いますが、
「まっすぐしか歩けない動線」にはなりやすいです。
スペースをコンパクトにしすぎると人の動線は直線的になり、
家具類を避けてカクカクとまっすぐにしか通れなくなります。
ダイニングテーブルのチェアが出たままや、
炊飯器台がカップボードから出たまま、なんていう生活していればごくごく普通の
ことができず、常に片付けておかねばなりません。
棚を一つ新たに購入したとして、それをうまく置く場所も確保できず、
バリアフリーなはずが家具が出っ張り、角などのバリアが増えてしまうことにも
繋がります。
「慣れる」と「不便」は似て非なるもの
慣れるから不便でもいいというわけではありません。
それらを解決するのが新築であり、フルリノベーションなのですから
「慣れてください」ではダメだと思います。
私たちが大切にする動線の考え方は「斜め歩きができること」
斜め歩きができるだけの動線が確保できていれば、家具が一つ増えても、
チェアが出っぱなしでもストレスなく過ごせます。
そのために建物を大きくしなければならないかというと、それも違います。
大切なのは「壁を作ること」
開放的なLDKが増えた昨今、外壁面が全面ガラスになっていたりして、
家具を置く壁がない場合があります。
そうなると、窓に家具が被ったりして人の動線が狭まります。
そうならないためのマネジメントがとても大切。
デザインと使い勝手のバランスを整えることでコンパクトな中でも
快適に暮らせる家づくりが可能になりますよ。