新築よりフルリノベ―ションなポイントは三つ
① 解体費用が掛からないこと
② 梁や柱などの構造部材や外壁などを再利用できること
③ ②を施工する費用が掛からないこと
今日はこの三つに着いて書きますね。
「リフォームは新築よりも安くなければ価値がない」
そう思っていませんか?
まずその考え方ではなく、
「新築もフルリノベーションも関係なく大切な我が家をきちんと建てよう」
とお考え下さい。
きちんと建てようとするときに上記の三つのポイントが
「結果的にフルリノベーションのほうがお得になる」のであって、
今のフルリノベーションは新築と同性能に押し上げることは可能です。
建て替えの新築と比べて、リフォーム場合には建物の解体工事が掛かりません。
厳密にいうとリノベーション用の解体はありますが、
解体が例えば内部の壁のみとかになると全解体よりは安価になります。
しかし、これは次回にお話ししますが、リノベーションで解体範囲が広くなると
逆に解体費用が上がることもあります。
フルリノベーションがお得なポイント②
梁や柱や外壁が再利用できる
ここが一番大きなアドバンテージです。
「古い柱なんて使えるの?」
はい、使えます!
こうして、あーして、こんな加工をしたら使えるんですよ
という無理やりではなくて、
単純に「使えます」です。
天然の木はいつまでもそのまま使えます。
二階建になると30坪くらいの家でも柱だけで100本を超えます。
梁材も数十本あり、
屋根下地だったり、外壁下地だったり使えるところがたくさんあります。
それにプラスして、外壁をたとえば塗りなおすだけだとしたら
外壁材も施工しなくて済みますので、新築よりもかなりアドバンテージがあります。
そして柱や梁や内外壁の下地を施工する費用が同時になくなるので
②と③だけでも数百万円単位でお得になります。
ここで、もう一度、最初にお伝えした言葉を思い出してください。
新築もフルリノベーションも関係なく大切な我が家をきちんと建てましょう。
お安くなったぶんをそのまま使わずにできればそれはそれで良しなんですが、
耐震や断熱にきちんと予算配分しましょう。
特に断熱をしっかりしておくことでランニングコストが下がります。
新築よりもイニシャルコストが下がり、
そして新築と同じようにランニングコストが安い
それがフルリノベーションの魅力です。
次回は、フルリノベーションがかえって高くなっちゃう場合の注意点を書きますね
続く