リビングでゆったりと、、、
よく聞く言葉ですね。
光と風をたくさん取り込むといっても適度があります。
西日がガンガン入ったり、テーブルの上のものが飛んでしまうほどの風だとノーサンキューですよね。
ボー――――――ッとしてるときに、ふと心地よい光と風を感じる
そんなのんびりが好き
街中では車や人通りが多く、ゆったり開放的にはなかなか難しい
そこで、新事務所は少し街を離れてゆったりとできる場所で探していました。
古民家希望だったのでかれこれ半年は探したかなー。
50件以上は実物件を見に行ったと思います。
屋根に穴が開いていたり、修復不可能な廃墟だったりが多く、見に行ってはガックリを繰り返して、
先日書いた崖の土地を見て「だめだ、建物付き土地を探すのはもう無理!土地を買って新築で建てよう」と決めて
今度は土地探しに。
でもでもこれがまた難しい。
事務所の用途に使えるのは市街化区域と区域外
ところが、いいなーと思う物件はだいたい市街化調整区域で事務所不可でトホホが続きました。
そんなとき、お客さまのご紹介でご縁をいただいてとても良い土地が見つかりました。
大きさは事務所にするには大きすぎるくらい。
周りには畑や樹木があり、河川敷もあって桜並木もありました。
私の理想として、仕事で使う事務所ではありますが、協力業者もお客さんも地域の方ものんびり集う場所にしたい。
春には花見、川のそばなので夏でも風通しよく、秋には紅葉も見ることができる。
協力業者のみんなやお客さんとのんびりタイムを楽しめる。
そんなピッタリの場所が見つかりました。
購入に向けて早速に建築に際して問題になることがないか調べました。
土地の登記簿謄本で大きさや今の地目などを確認
公図で敷地内に里道や別敷地がないかなど確認
前面道路が私道なのか、市道なのか、はたまた道には見えているけど私有地なのかを調べ、
同時に建築に際しての制限がないかも確認
今までいろんな経験をしてきました。
敷地に里道が通っており、境界が確定しないため住宅ローンが組めないことが分かった土地。
見た目では一つの土地に見えて実は境界が見た目とは全然違う位置にある土地はザラにあります。
反対に狭いと思っていたら隣の土地らしきところまで敷地になっていたりもよくあります。
道路だと思っていたところが私有地だったり、
逆に人しか通れないような細い道が下水まで完備された市道だったり、
他人の敷地が一部食い込んでいたりともうほんとに様々。
今回の土地も公図をとってみると、見た目は道路に見えているところが私有地になっていました。
しかも一人の方の持ち物ではなく複数の方の土地が繋がって道形状になっていました。
「ここが通れなかったら敷地に入れない」と焦りながら市役所で道路を調べに、、、、
すると、これまたレアケースで、個人名義の土地なのに市道に認定されてる。
そうなると、「個人名義と市道のどっちが優先されるの????」となりますよね。
担当の方にお聞きしたら市道であることが優先されるそうで一安心
これから建物をどう配置するか再検討です。
一番心地よい方向にメインの窓を向けたい。
景色を楽しむ視覚と、
風を感じる感覚と、
木の柔らかさを手足で感じてもらえるように。
そして、誰もが集えるように建築カフェ図書館を併設します。
コーヒーを飲みながらのんびり建築雑誌を見てゆったりと。
そんな空間を目指します。
完成は年明けかな。
はやく移動したいなー。