諸費用には削ってはいけないものもあります

新築でもフルリノベーションでも「諸費用」というものがありますよね。

建物を建てるために実際に使う費用とは別に

形に残らない登記や名義変更などにかかる費用などを諸費用(諸経費)と言います。

諸費用の中で、ご自身でそれを行うことで省けるものもあります。

たとえば、土地売買を不動産屋さんを通さずに直接に売主とやり取りをすれば

売買手数料を省くことができます。

ただし、、、、

全責任はご自身になります。

不動産屋さんを通す=買主が求める使い方ができるかどうか含めて

すべて調べてくれます。

そこにどんなメリットがあるのかというと、、、、

不動産屋さんが仲介して売買する場合、「重要事項の説明」という

ものすごーーーーーーーーーーーーーーーーーく大事な説明をする義務があります。

重要事項の説明とは、簡単に言うと

「そんなこと事前に聞いてたら買わなかったのに!」という事柄を伝える義務のこと

たとえば、私のお客さまが実際に経験した話として、、、

ブロック塀できれいに囲まれ、ブロック塀ぞいの道路もまっすぐに通る土地で

誰が見ても他人の土地が紛れ込んでるなんて思えない。

ところが、実は道路はまっすぐではなく、

公図上の境界線はブロック塀の中、つまり敷地内を斜めに通っていた。

しかも道路ではなく個人の土地で、まったく知らない人名義の土地が二筆もあった。

知ってか知らずかわかりませんが、

他人の土地の上に前持ち主がブロック塀を建てていたんです。

そうなると当然に住宅ローンは通りません。

他人の土地に担保設定はできないからです。

さきほど重要事項の説明のお話をしましたが、重要事項の説明には条件があります。

それは「売主(不動産屋)が知っていることに対して」という条件付きであること。

つまり不動産屋さんですら知らないこともあって

重要事項の説明の義務から外れていることもあるということです。

この土地、とても安価に売り出されていて「現状渡し」で売られていたため、

管理していた不動産屋さんも越境のことを知りませんでした。

「現状渡し」とは言葉の通り、

「見た目そのまんまで売りますよ」

つまり「重要事項に当たるようなことも詳しくは調べてませんよ」なんです。

坪単価がそれなりの価格で総額がたとえば1500万円とかの

大きな金額になる場合には、もしものことがあると不動産屋さん自体にも

リスクが出てくるのでしっかりと調べてますが、

たとえば田んぼや畑で100坪で総額50万円などの安価な土地の場合には

現状渡しでの売買は一般的です。

なので、深くは調べてないので買ってからビックリすることが出る可能性も

時にはあるというわけです。

不動産屋さんを通しても↑みたいなことがあるのに

個人間で売買するとさらにそのリスクが高まります。

確かに売買手数料は「もったいないなあ」と感じるかもしれませんが、

いざ買ってから建物が建てられない土地だったり、

誰かの抵当権がついていたり、

アスファルトもしっかりと施工されていて、どう見ても道路なのに

実は登記簿上は個人の土地扱いだったり、、、

不動産屋さんを通すことでそんなリスクを減らすことができます。

それらはいくらネット検索して調べていてもリスクをゼロにすることはできません。

やはりプロにはプロのノウハウがありますので、、、、

建築にはたくさんの

「もしかしたら自分で出来るかも」「ネットで自分で買えば安くなるかも」

などがあったりしますが、

リスクゼロでお得になるということは絶対にありえません。

これは断言します。

それが成り立つのならネットでなんでも調べられて、なんでも買える今、

実店舗や代理店はとっくに無くなってますし、

不動産屋さんも司法書士事務所や行政書士事務所もどんどん潰れているでしょう。

モノや建物のように形には残らない諸費用ですが、

とても重要な役割も果たしています。

安易に費用だけみて判断しないほうが良いかなと思いますので

しっかりとプロと相談のうえでご判断ください。

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