フルリノベーション完成後の生活がどう変わったか聞いてみました

寒かったり、あったかかったり忙しいですね

秋らしい秋はどこに行ったのでしょうね。

さて、今日はこちらの物件を定期点検いたしました。

クリックしていただくとブログ記事に飛びます→ 築60年のフルリノベーション

私の経験上、ナンバーワンの難しさだったこの物件

既設建物の梁や柱、基礎がほとんどなく、

増築を繰り返したことでそれぞれの部分の建物の強度が全く違い、

床も壁も天井も断熱材が全くなく、

階段が二つあった住宅をフルリノベーションで現代の耐震、断熱基準に押し上げました。

今までなかったお母さんのお部屋を1階に作り、

窓がなく暗かったリビングを南側に移動して明るく快適に。

階段を一つにまとめて2階も個室と大容量ウォークインクローゼットを設置

耐震補強と、ペアガラス化&断熱材追加で断熱補強を行い、

外観も含めてしっかりと仕上げました。

私は点検の際に、いつも住み心地を聞くようにしているのですが、

「以前は大型車が家の前の道を通ると家が揺れてたけど、今は全然揺れない」

「車が通る音も以前はうるさかったけど、今ではほとんど聞こえない」

と施主様がご機嫌で教えてくれました。

リビングでお話していたら暖かかったので「エアコンの温度は今何度ですか?」とお聞きしたら

「18.5度です。それで十分なので快適」とお聞きして

思わずOKマークを出しながら「それはめっちゃ断熱がきいてる証拠です!」とお話ししました。

今まで、断熱材がゼロでしたので夏も冬も室温=外気温だったと思います。

いや、夏は外気温以上だったはず。

今はものすごく快適になっていることがエアコンの設定温度で良くわかり、

私も思わずガッツポーズでした。

実は、もとは建て替えの話から始まった案件でした。

駐車場がなかったので、敷地内に駐車場をご希望だったのですが、

駐車場を設けると建物が小さくなってしまってお風呂や洗面脱衣室が小さくなるし、

お母さんの部屋もできませんでした。

そこで、フルリノベーションに切り替えたのですが、

お客さまにとって「仕方なくリノベーションに切り替えた」のではなく、

「フルリノベーション”が”良い」と実感していただけたこととてもうれしく思います。

フルリノベーションは決して新築に劣ることはありません。

新築には新築にしかない長所があります。

単純にすべてが新しいことが新築にしかない長所です。

フルリノベーションにもフルリノベーションにしかない長所があります。

「両親が建ててくれた家だから大切にしたい」というご依頼、とても多いんですよ。

なので、「リノベーションだから予算はできるだけ少なめにしたい」という考え方ではなく、

リノベーションこそしっかりと予算をかけて新築以上の快適さを手に入れることをお勧めします。

それでも新築よりはるかに低予算で収まりますし、ローコスト新築住宅よりもはるかに高性能な住宅になりますよ。

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