建築基準法って何が定めてあるんでしょうね?
実は細かなことはサッパリ書いてありません 笑
なぜかというと、たとえば極端な話で
私が自分の家を1m角で高さ100mの家にしようが、
100m角で高さ1mの家にしようが自由だからです。
どんな形、色の家にしようとも個人の自由
それは言い換えると
日本全国にあるとんでもない数の建物の細かな部分まで法律を定めることは無理
ということでもあります。
そのため、建築基準法では、日本中のどんな建物にでも当てはまることに対して
おおまかなことのみ定められています。
まず、建築基準法がそもそも何のためにあるかというと、、、
第一条 この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする。
簡単に訳すと、
建物は人が使うんだから真っ暗とかダメ、体に害のある物も使わないようにしよう。
それに建物は財産なんだからすぐに潰れるようではダメだよ。
それは建物の中にいる人の命を守るという点からも同じで潰れないようにしよう。
それと、近所に迷惑かけちゃいけないから近隣に対してのことも考慮しよう。
です。
話戻って、、、、
1m角で高さ100mの建物と、
100m角で高さ1mの建物は建築可能でしょうか。
高さ100mともなれば当然に階段が必要になりますが、
階段の一段あたりの幅や高さの規定にひっかかります。
また、幅と高さのバランスが極端に悪いので構造的に成り立ちません。
100m角の建物はというと、構造的には成り立つと思いますが、
部屋の天井高さの規定に引っかかります。
じゃあ、何の規定があるのかというと、、、、
大きくは二つ
建物で過ごす人のための規定
それから
周りにある建物(人)に迷惑かけないようにするための規定
真っ暗とか、体に害のある物を使うと、中で過ごす人の健康を害します。
だから採光や換気、天井高さなどの規定があります。
また、たとえば火事になったときに逃げれる時間を稼ぐため、
そして隣の家にすぐに燃え移っちゃったりしたら隣の建物(財産)に
迷惑をかけちゃうから防火の規定があるし、
救急車や消防車が通れるように道路と敷地に関係する規定があります。
それから、耐震に関しての規定は人の命、周囲への影響ともに関係します。
そして、ここからが今日の本題
もう一度、建築基準法 第一条を読んでみてください。
何か気づきませんか?
建築基準法は「最低」の基準を定めるもの
「最適」でも「最高」でもない「最低」の基準を定めるものなのです。
なぜなら、最高の基準を定めてしまうと過剰な法律になりますし、
最適といっても「なにを基準にどうやって決めるの?」となるので
最低の基準を定めてあるのです。
一般の方は
「A社とB社、どちらも建築基準法をクリアしてるなら安いほうでええやん」と
思うかもしれないのですが、
「ウチは建築基準法ギリギリでクリアした最低の建物です。でも安心してください。法律はクリアしてますんで!」
と言われて「それなら安心」と思う人いるでしょうか。
長期優良住宅認定は、その名の通り、長く使える住宅の基準で、
耐震性能は最低でも建築基準法の1.25倍の耐力と定めています。
つまり、大切なのは建築基準法をクリアすることではなく、
「建築基準法をクリアした上で、さらにどれだけ余裕を持たせるか」なんです。
なんせ建築基準法は最低限の規定なのですから、、、、
じゃあ「余裕をたくさん持って強ければ強いほどええやん!」かというと
これも実は違います。
次回はそこを書いてみますね。