「動線」と「導線」

昨日はおしゃれ空間で打ち合わせをしていました。

パースなどの提案資料と、木を活かしたインテリアをご提案したかったのでサンプル木材を持っていきました。

今回のプランで一番意識したのは人の動線

店舗内のインテリアの提案が主だったのですが、棚やテーブル類も含めての打ち合わせ。

オーナーが気になっているところとしては

・混雑する日になるとお客さまが停滞する

・商品をもっとたくさん置けないか

ということで、ファーストプランを出す前に探偵をしましたw

一番混みあう日と時間をあらかじめお伺いしておいて、その時間帯を目指して訪問

店舗に入る人たちの流れを見ていました。

現在の店舗はお店の入口から入った正面を主に活かしたレイアウトになっていました。

そのため、左右と正面奥の空間もふくめて店舗内スペースを有効に使えるご提案をしました。

具体的には「動線の誘導」です。

店舗内を時計回りで回ってもらえるように商品配置を変えるために

テーブルの形を角型からたまご型にチェンジ

そうすることで、人の動線がカクカクにならずスムーズな動線になると同時に

人の動線がスムーズになれば商品を置くためのスペースもおのずと余裕ができます。

特にコーナー部分の動線をスムーズにしてあげると効果的。

人の動線を整理してレジでの停滞を避け、お客さまに本来みてほしい商品の前で立ち止まっていただける動線をこころがける。

動線は導線でもあります。

これは住宅でも同じで、人の動線と光と風の導線をマネジメントすることで「無意識の心地よさ」が生まれます。

たとえば

「部屋が暗いなあ」

「少しで良いから風が通ったらいいのに」

「もう少しだけテーブルが小さかったら狭く感じないはずなのに」

と感じたとしたらそれは「無意識の不満」だと思います。

ふとしたときに感じる風ややわらかな光

ストレスなく動ける動線

「ふとしたときに」感じる心地よさ

そんなおだやかな家づくりを心掛けています。

目次