土地探しは本当に難しく、土地を活かすプランニングはもっと難しい

寒くなってきましたねー

昨日、4回目のワクチンを接種しました。

いままでモデルナだったんですが、今回はファイザー

モデルナは熱が出ましたが、ファイザーはいまのところ節々が痛く頭が重い感じです。

熱が出ても病気の熱とは違って体調変わらず熱だけが高い状態だったので、

今回のほうがしんどい感じです。 汗

さて、今、土地探しをしているのですが、土地って本当に難しい。

何が難しいって、

「見えていないものを見つけるのが難しい」

土地探しにはとても時間をかけます

土地の境界って例えばブロック塀とか溝とかではっきりしているのではありません。

地続きに見えていても実はそこに隣地との境界があったり、

こちらの敷地だと思っていたら実は隣の土地扱いだったり、

境界があいまいだったり、

ひとつの土地だと思っていてもいくつもの土地の集合体だったりと

イロイロです。

また、隣の人がいつも庭先に出てきていてこちらの敷地が見える状態だったり、

カラオケ好きで大きな音が聞こえたり、

車を路上駐車する人だったりも現地を見ないとわかならいことです。

その「見えていないもの」をきちんと一つ一つ確認することで「見える」ようになります。

「見える」とは単純に「買うかどうかの判断ができる」という意味

すべての条件がわかってこそ「その価格でこの条件なら買いだ」とか、

逆に「この価格なのにその条件なの?それなら買わない」という判断ができるんです。

そして、土地も建築と同じで「安かろう 悪かろう」

近隣の価格に比べて安い場合には何かが必ずあります。

先日、大きさも土地の整形もすごくいいのに周りの売地に比べて

200万円くらい安い土地を見つけました。

で、さっそく見に行ったら、、、、、

陽あたりもいいし、進入路も広かったのですが、

墓地に三方を囲まれ、残りの一方も大きな音がすごくしている工場に面した土地でした。

それでも良いという人にとってはとても良い土地かもしれませんが、

今回は見合わせました。

ネット上での土地情報だけでは近隣の様子はわかりません。

そして、現地を見ただけでは実際の境界などの条件はわかりません。

不動産業者にきちんと問い合わせて、同時に現地も確認することがとても大切です。

とにかく一番大切なの事は「自分で見ること」

五感は人それぞれだからです。

明るさ、静かさ、などの感覚はひとそれぞれ

「自分にとって」を確認することがとても大切ですよ。

そして、土地条件を最大限に活かすにはプランニング担当者の「腕」にかかっています。

先日、弊社ともう一社にプランを依頼しているお客さまがいて、

お客さまのご希望はお子さまと遊べる家にしたい

それから、土地条件として、既設の物置を使用したい。

大きなところではこの二点がありました。

お子さまが小さいのでリビングの一角を土間にすることとで天候を気にせず、

平日の夜でもお父さんと遊べるように。

そして中庭を作ることで道に飛び出すこともなく安全に遊べるプランをご提案しました。

物置はコンクリートの基礎があったので場所を動かすと基礎解体&移設費用が掛かるため、

余分な費用を使わなくて済むようにそのままの位置で使えるようプランニング。

一通り説明してから他社のプランと比べていかがですかとお聞きしたら見せていただけたのですが、、、、

これはどの会社がプランするにしても、、、な話なんですが、、、

間取りを考えるときは図面上の「納まる」と実際の「納まる」の両方を考えることが必要です。

たとえば駐車場

図面上ではCADで車の絵を置くだけですからスペースさえあれば納まります。

でも、実際には敷地前の道路にある電柱の位置などによって

運転が不慣れな方が駐車場内に車を入れるには無理があることも多々あります。

間取りにしても、たとえばキッチンの真横にトイレがあっても図面上ではニオイはわかりませんし、

部屋の入口の真ん前に家具があっても図面上では通れます。

でも実際には体を横に向ててギリギリ通れるくらいしかスペースがなかったりもします。

私たちの仕事は単にお客さまの希望を詰め込めばいいというものではありません。

生活しているところを想像しながら図面上の納まりと実際の納まりの両方を考えないと

住み始めてから気になるところがたくさん出てくることになります。

土地探しもプランニングも担当者によって千差万別なので感性があった人とタッグを組みたいですね。

 

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