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新築の構造で大切なこと

なんだか曇ってますね!

でも仕事をしているときは晴れやかに!

なんだか「ご安全に!」みたいになりました 笑

lefuDesignです。

さてさて、新築の場合「耐震等級」というものがあります。

耐震等級は1,2,3と三段階に分かれていて、

1が建築基準法通りの性能で100として、

2が125~150、つまり建築基準法の25~50%増し

3が150以上(建築基準法の50%増し以上)となっています。

長期優良住宅は耐震等級2以上が必須になっています。

「じゃあ耐震等級3なら安心だね」

いえ、実はこれだけで家が完璧に頑丈!とは言えません。

耐震等級に関係するのは「壁量」だけだったりします。

壁量とは?

その名の通り、耐力壁の数

耐震等級に当てはめた数以上の耐力壁が家全体であるかどうかです。

「んん???壁が丈夫ならそれでいいんじゃないの?」

構造を構成するものは大きく三つ

ひとつは梁や柱の大きさ

ふたつめは壁量

もうひとつは基礎

耐震等級はこの三つのうちの一つに大きく関係しています。

なので、壁量は耐震等級3でも基礎や梁の大きさが建築基準法通りなんてこともあるわけです。

想像してください

人に例えると、梁や柱は骨格、壁量は上半身の筋力、基礎は下半身の筋力

いくら上半身の筋力が強くても骨格や下半身が弱ければ横から押されたら(台風や地震が来たら)耐えられません。

なので、耐震等級だけでなく、梁や柱の大きさ、基礎配筋も含めてトータルで検討できていないと「頑丈・安心」とは言えないのでしょうか。

「じゃあどうやって梁の大きさや基礎配筋を決めるの?」

これは大きく二つの方法があります

ひとつは建築基準法に書いてあることを守る「仕様規定」

これは「木造ならこうしてくださいね」という記載に沿っていくもので

日本全国どこでも、四角でもL型でも形関係なく一定の基準に沿うものです。

もう一つは「構造計算」で安全を確認する方法

構造計算には許容応力度計算、限界耐力計算などいくつかありますが、

主に木造の場合には許容応力度計算を使います。

これは、建物の形や高さなど、その建物の条件を踏まえたうえで安全を確認します。

服に例えると仕様規定はS,M,Lといった既製品

↑で私が建築基準法通りと言ったのはこのことです。

「耐震等級3です!どーだーー!!!」と言ってるのに梁や基礎になるとトーンダウンですよね

対して構造計算はフルオーダー

家の形や梁組みなど「その建物のためだけに計算」したものです。

耐震等級を最大限に活かすには構造計算が必須ではないでしょうか。

でもでも、構造計算という言葉を勘違いしている人はたくさんいます。

仕様規定に当てはまっているかどうかの確認を構造計算と勘違いしている人が多々います。

仕様規定はあくまでも仕様規定、構造計算とは別物です。

それからもう一つ、、、

ハウスメーカーによっては独自の基準をもとに耐震性能を定めている会社もあります。

その見分け方は、、、、

「相当」の文字があるかないか

耐震等級は耐震等級の認定を受けたもの

耐震等級3”相当”とは「認定は受けず独自の基準で耐震等級3と同等の性能ですよ」という意味です。

つまり、認定を受けていない=費用にも関係する、というわけです。

lefuDesignは正真正銘の耐震等級3、しかも許容応力度計算が標準仕様です。

譲れないものがそれぞれ各社あります。

弊社は「お客様の安心」

このために一番大切な強靭な骨格と筋力をもった住宅をご提供いたします。

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