雨ばっかりですねー。
じめじめしてないでスカッと晴れてほしい!
株式会社 レフデザインです。
さてさて、基礎の鉄筋を施工しているときに
捨てコンクリートの威力が発揮されます。
鉄筋をどのくらいの厚さのコンクリートで覆うかを均等にするために
写真に写るようなコンクリート製のサイコロを使います。
ここがコンクリートの厚み=かぶり厚さといいます。
土に接する部分は6センチ、その他の部分は4センチのかぶり厚さが必要なのですが、、、、
もしも捨てコンクリートがなかったら?
わかりやすいようにブルーシートを防湿シートに見立てて
捨てコンクリートを施工しない場合を表現しました。
鉄筋の上は人が歩きまくります!
鉄筋を組む人もさることながら、
配管施工をする水道屋さんや、ガス屋さん、電気屋さん、
そして、コンクリートを施工するときにはコンクリートを流し込む人、
均す人、コテで整える人とわんさか鉄筋を踏みまくります!
もし捨てコンクリートがなかったら写真のようにサイコロが
防湿シートにめり込み、破れ、そして防湿シートの下の地面に
サイコロがめり込みます。
そうすると写真の矢印のようにかぶり厚さがバラバラなります。
とてもじゃありませんが、均一にかぶり厚さを確保することは不可能です。
「でもそれじゃあ違法になるんじゃ?」
そうですね
でもでも、施工写真は人が歩きまくる前に撮ってますから(適法状態)、
あとから確認することなどできないのです。
そこで弊社では必ず捨てコンクリートを施工します。
建築は人が作るもの
間違いがある可能性があります。
大きな誤差が出ないように、間違いのないように想定して現場管理をすることはとても大切。
予算をかけるところとそうでないところのバランスをしっかりと。
すべてはお客さまの安心のために。
捨てコンクリートは構造には全く関係のない脇役ですが、
その役割と効果はものすごーーーーーーーーーく重要です。
次回に続く