基礎工事で大切なこと② ~コンクリートのかぶり厚さ~

雨ばっかりですねー。

じめじめしてないでスカッと晴れてほしい!

株式会社 レフデザインです。

さてさて、基礎の鉄筋を施工しているときに

捨てコンクリートの威力が発揮されます。

鉄筋をどのくらいの厚さのコンクリートで覆うかを均等にするために

写真に写るようなコンクリート製のサイコロを使います。

ここがコンクリートの厚み=かぶり厚さといいます。

土に接する部分は6センチ、その他の部分は4センチのかぶり厚さが必要なのですが、、、、

もしも捨てコンクリートがなかったら?

わかりやすいようにブルーシートを防湿シートに見立てて

捨てコンクリートを施工しない場合を表現しました。

鉄筋の上は人が歩きまくります!

鉄筋を組む人もさることながら、

配管施工をする水道屋さんや、ガス屋さん、電気屋さん、

そして、コンクリートを施工するときにはコンクリートを流し込む人、

均す人、コテで整える人とわんさか鉄筋を踏みまくります!

もし捨てコンクリートがなかったら写真のようにサイコロが

防湿シートにめり込み、破れ、そして防湿シートの下の地面に

サイコロがめり込みます。

そうすると写真の矢印のようにかぶり厚さがバラバラなります。

とてもじゃありませんが、均一にかぶり厚さを確保することは不可能です。

「でもそれじゃあ違法になるんじゃ?」

そうですね

でもでも、施工写真は人が歩きまくる前に撮ってますから(適法状態)、

あとから確認することなどできないのです。

そこで弊社では必ず捨てコンクリートを施工します。

建築は人が作るもの

間違いがある可能性があります。

大きな誤差が出ないように、間違いのないように想定して現場管理をすることはとても大切。

予算をかけるところとそうでないところのバランスをしっかりと。

すべてはお客さまの安心のために。

捨てコンクリートは構造には全く関係のない脇役ですが、

その役割と効果はものすごーーーーーーーーーく重要です。

次回に続く

目次