いまや誰もが知る存在の長期優良住宅認定
あらためて「長期優良住宅認定とは」をご説明しますね。
長期優良住宅は一言で言えばその名の通り
「良い住環境で長く使える住宅」のことです。
この「長く使える」というところがポイントでいろんな意味を含んでいます。
どのくらい長くかといえば、それまでの建て替え平均サイクル(25~30年前後)
に対して2.5~3倍程度の長く使える住宅を想定しています。
長持ちする住宅にすることで建て替えの際の産業廃棄物の排出が減ることに繋がり、
それは言い換えれば省エネな世の中になるというのが国の狙いです。
まず、耐震性能
建築基準法は想定外の地震が起こるたびに耐震に関する規定を改定してきました。
建物全体の耐震性能の最大の改正を昭和56年に。
その後、平成12年に耐震金物などの規定ができ、
それをベースにマイナーチェンジを繰り返してきているという感じでしょうか。
長期優良住宅は、将来的な想定外の地震にもある程度対応できるように
制定当初は耐震等級2以上(建築基準法比1.25倍)とされました。
現在では耐震等級3(建築基準法比1.5倍以上)が多いかと思います。
私たちの標準仕様の耐震等級も3です。
次に断熱性能
これもエアコンなどの電気使用量が減ることで省エネな世の中になることを
目指しているので、制定当初は関西地区でUA値0.87以下とされ、
今では0.6以下となっています。
断熱性能は断熱材や窓にどんな物を使うかで変わり、体感的に快適になるには
UA値0.55以下が望ましいと思います。
私たちはUA値の最低限を0.55以下程度とし、
次に維持管理のしやすさ
長く使えるということは、どこかでリフォーム時期がやってきます。
その際に「コンクリートの下に配管が埋まってて工事ができない」となると
建て替えが視野に入ってきて長く住めません。
そこで、たとえば水道の排水パイプが基礎下を通るときにはスリーブという
排水管よりも一回り大きなパイプを通し、その中に排水管を設置することで
リフォームなどにも対応できるようになっています。
これらが長期優良住宅の最も大きな性能で、ここに太陽光発電が載ると?
長期優良住宅で高められた断熱性能のおかげで”使うエネルギー”(光熱費)が減り、
太陽光発電(作るエネルギー)のほうが大きくなるとZEH(ゼロエネルギー住宅)
になるわけです。
次回は税制優遇などについて書きますね。