光の入口を見逃すな!

プランが煮詰まってきて、アイデアの堂々巡りが始まったので

一度、図面から離れてブログを書きます 笑

箱の中に単に部屋を納めるだけならどれだけ簡単だろう?

でも、そんなプランはまったくお客さまのためにならないのです。

会社にはカラーというものがあります。

カラー=自社が大事にしていること

それがプランにも、現場にも表れます。

レフデザインが大事にしていること

プラン上で言えば光と風を通すこと、そして人の動線をしっかりと確保すること

現場のことで言えば、きちんとした家を造ること

このコンセプトから外れると他社との差がなくなってしまいます。

新築でもリフォームでもこのコンセプトは変わらない。

先日のフルリノベーション現調でもコンセプトに繋がるところ見つけました。

周りを隣家に囲まれているのですが、

2階の窓に光が当たってるのわかりますでしょうか。

実はお客さまが「2階の部屋はたくさんいらないから吹き抜けにしたい」と希望をおしゃってました。

そして、この位置は吹き抜けで光を入れるならピッタリの位置

窓に光が当たってるのを見て私の目もピカッと光ったのでした 笑

リフォームと言えば室内ばかりに目がいきがちですが、

外部を見ることで活かす方向とそうでない方向を見極めることもできます。

北側だから光は入らないと決めつけたり、

南(東)だから光が入ると決めつけたりしてはダメです。

北ってこれからの季節、午前中にしっかりと直射日光が差します。

そして、夏は直射日光ではなく夏らしい明るさを届けてくれます。

南(東)だったとしてもお隣が近い場合にはお隣の影が落ちてさっぱり光が入らないこともしばしば。

光を導く方向は方角で簡単に決めるのではなく、その家にとってベストな方向を自分の目で確認することから始まります。

そのためには一度だけではなく、何度も現地を見て確認することが大切。

それをすることで、5年後、10年後も快適に暮らせる家が出来上がるのです。

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