光のバリアフリー

いよいよ寒くなってきましたね。

おでんの季節です。

って、違いますか?笑

さて、皆様の家って窓の雨戸ってどうなってますか?

昔の家の窓って引き違い窓しかなかったし

換気扇で換気するという概念もなかったので、

「とにかく窓が取れるところに大きな窓をとって風を通そう」で

6畳に南と北の二カ所に窓があるなんてことも普通でした。

今では防犯ガラスの普及や、コストダウンやデザインのために

雨戸をなくすことも時々見かけますが、

昔の引き違いの窓には必ず雨戸がついていて、

閉めるともちろん家じゅう真っ暗になっていましたよね。

照明を消しちゃうと真っ暗で、しかも昔の個室は和室も多かったので

照明がスイッチ式ではなくて紐を引っ張るタイプだったりで

紐の位置がわかるように蛍光の何かをつけてたりもしましたよね。

でも、バリアフリーの今の世の中から考えると真っ暗って「バリア」ですよね。

照明をつけるために部屋の中を動いたらコケちゃうかもしれませんもんね。

光はほんの少しでいい

足元を確認するだけならほんの少しの光だけでいい。

LDKの勝手口やFIX、階段や廊下の小さな窓

そこから入る光が大きな威力を発揮します。

特に大事なのは北東です

今の時期くらいになると天井面に設けた窓からジャストに朝日が入ります。

朝って本当に大事で、まさに一日の始まりなわけで

たとえば暗いうちから弁当を作るとしたら、

そんな時間から雨戸をガラガラ音を立てて開けるわけにいかないわけですよね。

でも北東の窓から朝日がしっかり入れば気分も明るくなりますよね。

階段や廊下も同じ

薄暗かったらなんだか気分も下がります。

小さな窓ひとつが心地よさに影響する

「暮らしやすい」とは例えば畳んでいたテーブルを広げることで

大人数にも対応できますのようなギミック的なことではなくて

毎日のほんの少しの何気ないことが影響します。

そこに無意識の心地よさがある。

弊社の建てる家は新築でもリフォームでも

「無意識の心地よさ」を一番大切にしています。

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